四柱推命 | toeの占星術的視点

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私は1999から西洋占星術に関わっています。リーディングでは、その経験の中で見えてきた各テキストの解釈の裏にある共通点のようなものを大切にしています。このブログでは、その視点による占星術の記事を紹介していきます。



出生時間と出生場所から占う方法を『命術』と呼びます




なので占星術も、命術です




命術には、占星術の他に『四柱推命』が有名です




これは『陰陽五行』思想を基盤とした中国発祥の命術です




ちなみに中国では四柱推命とは言わず『八字』『子平』『命理』などと呼ばれています




陰陽五行は『陰陽』と『五行』という別々の思想を組み合わせたものです




世界の全ての事象は『木と火と土と金と水』とに区分されます、これが五行です




そして、世界の全ての事象は『陰と陽』とに分かれるという考え方を組み合わせ




五行それぞれを陰と陽に分けます




木は『甲と乙』
火は『丙と丁』
土は『戊と己』
金は『庚と辛』
水は『壬と癸』

前者が陽で、後者が陰となります




この10のパターンを、年、月、日、時間に当てはめることで、出生データを陰陽五行データに変換します




この変換された陰陽五行データを占うのが四柱推命です




実際には、この10パターンの他に12支のシンボルが組み合わさり、60パターンが出生データに当てはめられます




10×12=120ですが、12支も陰陽に分けられ『陰の支は陰と結びつき、陽の支は陽と結びつく』ため、パターンは半分の60になります




ちなみに干支という言葉の、干は先ほど紹介した10パターンを表し、支が子丑寅などのシンボルを表しているので




例えば、子だけでは干支ではなく、干と組み合わさった『甲子』などが干支となります




まあ、干支は何?と聞かれて『乙卯です』と答えられ人は少ないと思いますが




つまりこの干支60パターンが出生データである、年、月、日、時間に当てはめられ『出生データは4つの干支に変換される』




この変換された4つの干支を占うのが四柱推命です




ちなみに四柱推命の別名『八字』は、4つの干支を干と支に分けて『2×4=8文字』になるためです