【タロット月】
『月』カードNo.18
意味:不安定、幻惑、現実逃避、潜在する危険、欺瞞、幻滅、洗脳、トラウマ、フラッシュバック、過失、過去、希望、直感
ヘリオ惑星:水星
『月』はカードNo18です、18という数字は秘数術では『1+8=9』となり9の意味ももっています。ここでは冥王星からの霊魂分化のプロセス9番目に位置する【水星】に当てはめてカードを読み解きます。
18は偶数の『何かと結びつき働く力』が加わるので、9の自分の内面の本質に触れる精神性を深化させて『自分の中にいる他者』や『野生の残滓』と向き合います。
この内面での対面は『2つの地上化した無限の力の調和』のために必要な最後の灰汁抜きです。
【塔】のカタルシスは一見全てを浄化したようですが、それは外側の殻に繫がる意識の浄化であり、深い内面にはまだ浄化の火によって残った灰が溜まっています。
自分だと思っていた発言や言動は『いつか出会った誰か』です、それを自分なり消化して自分のもののように扱っていますが、そこには他者の残滓が少なからず混ざっています。やがてそれは澱となり積もっていきます。
また野生の残滓である情動にばかり判断を任せていると、不安や恐怖によって振り回されてしまいます。
月が示す『自分の中にいる他者という澱』や『不安や恐怖』を理解できない限り未来のビジョンは、現状を維持保存しようとする力に阻まれ実現できないまま風化していくのです。
変わることを拒む最後の砦が『月』のカードが示す、ヘリオ水星の生命力であり同時に克服するための力にもなります。この変化を拒む力は、以前ブログで紹介した【魂魄】の内、魄気がもつ力でもあります。
『月』からは、霊魂分化の流れから見たヘリオ水星の『浄化後に自分の内面に巣食う他者の残滓や野生と対面することで、変化を拒む最後の壁を克服する』といった役割が読み解けます。
ヘリオ水星の意味する、深層心理を見つめ、心に巣食う変化を拒む力との対面を『顔がある月から指す月光、または月の雫が垂れる地表に2匹の野犬と水中に潜むザリガニがいる、遠くには塔が聳え立つ』といった絵柄が表しています。
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