金曜電信 vol.83 【死神2】 | toeの占星術的視点

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私は1999から西洋占星術に関わっています。リーディングでは、その経験の中で見えてきた各テキストの解釈の裏にある共通点のようなものを大切にしています。このブログでは、その視点による占星術の記事を紹介していきます。



【死神2】


では、死神の絵柄『大鎌を振るい、死屍累々を築く骸骨』を読み解いて、ヘリオ土星の意味を掘り下げてみましょう。


骸骨の足下の死屍累々は、既存価値の死と破壊を表しています。骸骨は鎌を振るってそれらを破壊し、死の象徴である骸骨だけが生き残る世界。既存価値の世界では死者だったものが、新世界では生者に生まれ変わるのです。


わたしたちは『魂を通じて太陽と霊魂という2つの無限の力を地上化した存在』です。


太陽分化の土星を示す【戦車】が意味する殻は『太陽分化を許容する形』ですが【死神】の骸骨は『霊魂分化の祝福に晒された形』です。


土星は『水星から木星まで惑星感受点をトータルで管理する』惑星感受点です。土星が形成する殻は、それに耐え得る必要があるので、人生の経験や時間を必要とします。


この解釈からヘリオ土星の『太陽分化の流れで形成された殻、そのような社会性に耐え得る形を破壊してしまう霊魂分化の流れに晒され、霊性の使命に耐えうる個性の雛形を形成する』役割が分かるのです。


『社会性と霊性に耐え得る個性』の創造がヘリオ土星の使命です。戦車のカードには『葛藤を乗り越える』意欲があります、なので社会的な形『殻』が破壊されても克服する力があります。





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