金曜電信 vol.52 【8ハウス】 | toeの占星術的視点

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私は1999から西洋占星術に関わっています。リーディングでは、その経験の中で見えてきた各テキストの解釈の裏にある共通点のようなものを大切にしています。このブログでは、その視点による占星術の記事を紹介していきます。



【8ハウス】


『8ハウス』は一般的に『遺産や遺伝、投資や金融、共同体や組織、心理学でいうリビドーやエロスとタナトスを意味する』といわれています。


6ハウスで自分を失い、7ハウスでは助けてくれる他者が必要になりました。しかし、その他者とは『もう一人の自分』のことです。これは【7ハウス】で紹介したので、詳しくはそちらを参考にしてください。


7ハウスで、出会った他者が『もう一人の自分』という自覚がない場合は、8ハウスは他者への依存や寄生、または組織への従順な態度と執着といった意味となり、その力に頼ります。それは自分の考えや感情を殺して、他者に従うという意味もあります。


この心理は、依存する他者や組織に裏切られた時、非常に攻撃的に働きます。何故なら自分に後がないという6ハウスから続く動機があるからです、つまり自暴自棄になってしまうのです。


こんな尽くしているのに、捨てるなんて酷いと恨みますが、尽くしているのは自分の自由意志です。自分が他者に尽くしている動機は、自身への負い目なのです。


8ハウスが示す関係は、対人関係にしても、共同体や組織のメンバーにしても、自身を擲って尽くします。それは『自分には価値や意味がない、力や能力がない』という不安や恐怖から目を背けるためです。


やがてその自己否定は『他者は自分の鏡』だと自覚した時、裏返ります。それは、自分に対する信頼と、成長を希求する意思の復活劇です。


自分は他者や組織に寄生していたのではなく、他者と深く馴染み関わることで、今まで自分の中になかった学びや感情、経験や知性を獲得する機会を得た。そのことで自分の中にあって自分で認めようとしなかった『もう一人の自分』が目覚めたと考える訳です。


もちろん、裏返ることのない生き方だってありますし、それを否定しているのではありません。ただ、その生き方は『自分は欠損している』という思いを、自覚か無自覚かは別にしても、引きずっています。


8ハウスは、DESを『欠損している自分』として、他者に補ってもらう生き方と、『もう一人の自分』のもつ生命力を掘り起こすべく、その触媒として他者に関わるという、大きく分けて2つの意味があります。


どちらにしても、他人や組織に対して、深く関わることは確かです。自分の考えや、所有物、など境界線が曖昧になります。それは政治家や経営者のように、より大きな力を支配することもあれば、反対に他者や大きな力に翻弄される人生を送ることもあるでしょう。





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