わたしのサビアン5 | toeの占星術的視点

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私は1999から西洋占星術に関わっています。リーディングでは、その経験の中で見えてきた各テキストの解釈の裏にある共通点のようなものを大切にしています。このブログでは、その視点による占星術の記事を紹介していきます。



【わたしのサビアン5】


◇グランド クロスの解説◇


このグランド クロスは両オポジションともメディエーションになっています。


オポジションには問題提起の意味はあっても、解決の意思は薄くなります。メディエーションは解決になる前に、両者に妥協点を提示して納得させてしまうので、どのみち解決や結果を出し難い配置です。


グランド クロスは大きく化けるか、振り回されて終わるか、伸るか反るかが分かれるアスペクトです。


ここでは、6つのサビアンが出てきます。度数もサイン半ばのものが多く、サインそのものの力というより、他の影響を受けて試行錯誤や改良工夫しているものが目立ちます、または本来のサインの力をアレンジしたり逸脱したり。活動宮のグランド クロスの割に、活動には結びつかない慎重さや熟慮を重ねる姿勢が伺えるのも、そのような要素が関係しているのでしょう。


またユニークなのは、オポジションを形成する4つのシンボルが、内向きに閉じたサビアンなのに対して、メディエーションとなる2つのシンボルが、外に飛び出す、開いたシンボルになっていることです。オポジションの閉塞感をメディエーションが打ち破る配置となっています。つまり鬱屈した感情は、海王星と金星の活動によって刷新されるのです。


しかし、メディエーションによる感情の解放は弥縫策になっている可能性もあります。オポジションのストレスとメディエーションによる解消を繰り返すだけで、何ら改善や進歩がないことも考えられます。


このメディエーションの解放感は爽快で、何かをやり遂げたと錯覚させるには充分な快感となります。とはいえ、元々2つのオポジションの課題を別々に取り組まなくてはならないので、時間がかかるのは当たり前です。良くも悪くも気長に向き合うしかありません。


鬱屈したまま課題に向き合う日々が続くより、たまには解放感を味わった方が、継続には有効でしょう。


『継続は力』という言葉が示すように、このオポジション同士の相克は、土星の年齢期に至りそのサビアンが意味する根気や意思の強さ、胆力を存分に発揮できるようなるための試練ともいえます。そこで重要なのは、土星の幅や深さを拡張するために、火星を余すことなく使い切ることです。土星の拡張と火星の活用は【感受点のまとめ2】の記事も参考にしてください。