【セクスタイル】
【そのアスペクト、何分割?】今回はセクスタイル。セクスタイルは6分割(360度÷6=60度)で、数字の6の意味を持っています。
よく『吉相、トラインより弱い』など紹介されますが、私はトラインとは別物だと考えます。マイナーアスペクトなのでトラインと違い、表現に本人の意欲を必要としますし、内容は6の意味であるレスポンス、呼応する関係を感受点同士が築くので、実はトラインより有益に働きます。ただし繰り返しますが、より意識して活用しなくてなりません。
サインの順行は火→土→風→水を繰り返します。それぞれ相克する要素を挟むので、例えば火のエレメントが求めていた答えに、土のエレメントは答えず、反論や問題提起をしてきます。
この例でいえばセクスタイルは、火のエレメントが求めていた答えを、風のエレメントが答えてくれる、レスポンス(応答・返事)が成立する関係なのです。
つまりセクスタイルは、サインを1つ飛ばして関係が成立するので、次のサインが流してしまった問いを、ちゃんと拾ってフォローしてくれる配置なのです。
これは無駄のない生産的な活動に結びつく一方、邪魔をしてくる要素を無視して課題に取り組むので、必然視野は狭くなります。課題や問題点の克服というプロセスが抜けてしまい、結果ありきで『ご都合主義』的な発想が目立ち『内輪受け』の意味もあります。
マイナーアスペクトだからという訳ではありませんが、セクスタイルの成果や生産物はメジャーにはなりません。もちろん、それが悪いといっているのではありませんよ。コンセプトが『分かる人に届けばいい』というサービスや商品だってありますからね。