金曜電信 vol.17 【感受点のまとめ2】 | toeの占星術的視点

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私は1999から西洋占星術に関わっています。リーディングでは、その経験の中で見えてきた各テキストの解釈の裏にある共通点のようなものを大切にしています。このブログでは、その視点による占星術の記事を紹介していきます。



【感受点のまとめ2】


土星は物事に決着をつける、成果を出す、形に残すなどの特徴から物質的な意味も供えた感受点です。これはジオセントリックの土星の特徴で、太陽の活動に一先ずピリオドをうつ、または活動を抑えるなどに活用されるためです。


ジオセントリックでは感受点の関係は基本、太陽の思い込みに対するフォローといえます。水星と金曜は太陽に、火星と木星は土星に付随して活動するので例外ではありません。


以前から太陽の生命力ばかりに傾いて活用していると他の感受点の生命力を使い切ることができないと説明してきました。しかしこれは太陽の生命力を抑えて生きようという訳ではありません。


土星は確かに、太陽を抑え込む力があります。これは太陽が土星の落とし所に妥協して、夢をあきらめるといった挫折感や、土星が太陽を型に嵌めて夢を奪うといった屈辱感を太陽に与えます。つまり土星の生命力が行き過ぎれば、今度は太陽の生命力が過度に抑圧されてしまいます。


太陽の生命力のみに活動を専念すれば、他感受点の活動が犠牲になり、土星が太陽を抑え込めば、太陽の活動が抑圧される。つまり太陽を活用しながら、同時に土星も有意義に活用する発想が必要になります。


それは『太陽の目的を土星の範囲を超えたところに設定する。それを目指すために常に土星を更新していく』です。この方法は一見、太陽に偏った生命力の活動に思えます。しかし太陽に土星を必要とする理由が生まれ、太陽と土星は歯車のように噛み合い活動します。また太陽と土星を基軸に他の感受点も活用されます。


この太陽は土星に常に新陳代謝を求めるので、火星と木星の活用は不可欠です。以前にも説明しましたが、火星と木星は土星の殻、つまり規定する範囲を更新する役割があります。


人生を前半は太陽、後半は土星を活用して生きていく方法は伝統的な教えです。『もう若くないんだから、地に足をつけて生きて行こう』『何時までも、叶わない夢を目指していたらいけない』などの自身の発想や周囲の意見、雰囲気がそれです。


意識せず年齢期に従い生きていく時、人は太陽と土星を分けて活用する方法を選びます。意識して現状の外に目標や目的をもって生きる時、人は太陽と土星を連動させて活用する方法を選びます。


人生をざっくり前半と後半に分けて生きる時は、アスペクトに気をつけてください。特にスクエアの抑圧によって上手に使えていない生命力がないか注意してください。もちろん太陽に土星を超えた目的設定をする生き方でも抑圧はありますが、前半後半に分けた生き方の方がより抑圧は強まり、気づきにくい傾向にあるのです。