北陸ドライブの旅⑦(尾山神社~長町武家屋敷跡~木倉町商店街~西茶屋街~金沢21世紀美術館)
昨年(2023年)の11月に旅に出た北陸方面の旅を気ままに記しております。年が明けた2024年の元日、まさかの大地震…。これまで、モーターサイクルで何度もこちらの地方を旅させてもらって、特に能登半島は風光明媚な景色に、美味しいお魚。そして、素朴で親切な地元の方。僕のお気に入りのツーリング旅コースなのですが、かなりの被害が出て、今も避難生活を余儀なくされた方が多い。亡くなられた方には深い哀悼の意を表するとともに、未だ大変な被災者の方々には心からお見舞いを申し上げたい。一刻も早い復興を…。
神奈川県の自宅を出発して、東海道を西に走り、岐阜県~福井県を走ってきて、3泊目は石川県に。毎度、いつもと同じように何も決めずに、気ままに旅をするのが僕のスタイル(^^;。毎回泊る宿やホテルもその場で決めるから、予約が取れずに焦る事もしばしば…。積んでいるキャンプ道具で急遽、野営した事も(笑)。
今旅3泊目は金沢駅から離れた兼六園近くに何とか素泊まりで取れたホテル。バイク旅を始めた30年近く前は、ビジネスホテルと言ったら、仕事で出張先で泊まる場所、寝れれば良い、って感覚だから、安価で、ちょっと薄暗くて、汚い(失礼)イメージのホテルが多かったけど、今は全然違います!高級ホテルと見間違える程の綺麗さ。昨夜も、屋上にある金沢市街が一望出来る大浴場で、まったりと過ごしました(#^^#)。
さて、急ぐ旅でもないので、今日は日本各地でも有数の城下町・金沢。ここをじっくりと散策したいと思います。これも、急に決めた事だけど、散歩に出掛ける朝、ホテルのフロントにダメもとで聞いてみると…、
「あの~、連泊、って出来ますか?」
昨夜のチェックインの時も懇切丁寧に受付してくれた可愛い受付嬢に聞いてみると、、、
「大丈夫ですよ。では今日もお泊りされますか?」
「お願いします。今日は1日、金沢市内を歩いて観光しようと思って…」
「いってらっしゃいませ!」
ということで、このホテルに連泊する事に決めました。では、朝早いですが、散策に出掛けます。
まずは、急遽、無理言って連泊をお願いしたホテルから歩いて数分のところにある、こちらの神社さんにお詣りします。
尾山神社は、兼六園にほど近い神社さんで、江戸時代後期から明治時代初期に流行した藩祖を祀った神社のひとつ。主祭神は加賀藩百万石の藩祖前田利家公と妻の芳春院さん。県庁所在地で栄えている都市にこうやって、歴史的な神社が普通に鎮座しているのが、都市的になんとも羨ましい。
こちらの神社さんの一番の特徴と思ったのが、その「神門」。全国各地の神社をモーターサイクルで参拝して来ましたが、こんな山門(神門)はなかなかお目に掛かれません(^^;。
日本古来の神門と思いきや、中華の影響も受けていて、それでいて、洋風スタイル。ステンドグラスも配置されていて、なんか、かなりエキゾチックです。この門、重要文化財に指定されています。お決まりのプレートを撮影して分かりました(笑)。
神門の中には、欄間によく見られるような彫刻が施されています。
帽子を取って一礼したら、境内に入ります。
神門を潜って、境内側から1枚♪ホント、この神門、不思議な建築スタイルですよね(#^^#)。
露店大好きなtally。今日は早朝なので、開店前ですよー(><)。
拝殿は日本古来の建築様式で、朝も早かったので、参拝客も少なく、静かに手を合わせられそうです。まずは手水鉢で清めます。
拝殿で今旅の安全祈願をしました。
納めるお賽銭を見せつけるtally(笑)。
はいはい、ちゃんと拝礼して下さいよー。
朝早くから、散歩に出掛けて、一発目に神社仏閣を訪れて、手を合わせるのは、清々しい気持ちになります。別に信仰心も無いし、信心深いも無いのですけど、お参りは大好き(#^^#)。
拝殿を降りて、境内に戻ると、このフレームが設置されていたので、1枚♪
特徴のある神門をバックに記念撮影しました(#^^#)。
この尾山神社さんはお庭も広いので、ちょっと寄り道をしましょうか^^。
前田利家公の銅像が境内に。早朝から、こちらの神社さんの職員の方々が歩いていました。
神職さんがお召しになる装束は、凛々しいですね。
境内を歩いていたら、面白いオブジェ(?)をtallyが見つけました。
よーく見ると、、、
蓮の葉に金色の蛙ちゃんたちがしがみついてました。これ、なかなか、可愛い(#^^#)。
境内をさらに進むと、「神苑」と呼ばれる池のある庭園があります。
地下水を汲み上げている、との事で、綺麗な水が滾々と流れています。
周辺には大きなビルも立ち並ぶ都心部に、こうやって、綺麗な庭園をちゃんと残しているのが素晴らしい。これからもしっかりと保存してもらいたいですね。
尾山神社を参拝して、金沢市内を歩いていて、旅先で必ずチェックするこれが、目に飛び込んできましたので、撮影をします。
マンホールマニア(笑)。これは四角い消火栓のマンホールでしたが、さすが、石川県金沢市!兼六園仕様になっておりました(#^^#)。
尾山神社のお次は、、、
案内板があったので、地図を見ながら、参考にして、、、
「長町武家屋敷跡」を見学したいと思います。
僕の住んでいる街にはこんな歴史的な物が何も無いから、本当に羨ましい。都心部(都会)なのに、この風情、たまりませんね(^-^)。ついつい、EOSのシャッターを押す回数が増えてしまいます(笑)。
昔ながらの石畳に土塀が美しく残る景観。気分はすでにタイムスリップしております^^。
加賀百万石。藩の上級・中級のお武家さんが住んでいた地区。時代劇の撮影にそのまま使えますね。
で、ここの凄いのが、これ、セットやテーマパークと違って、ちゃんと今でも居住用として利用されている、れっきとした住宅街なのですぅ(#^^#)。それがまた格好良い!
当時の侍さんたちはここから、毎日、お城に登城するのですね^^。
武家屋敷の外周には、お濠もあって、、、今でも水を引いていて、よく見ると、、、
川魚もいっぱい泳いでいました(#^^#)。
武家屋敷跡を歩いていて、またまた見つけたので、1枚♪
排水溝の蓋には、「加賀梅鉢」の紋所が(#^^#)。さすが、金沢ですね。
長町武家屋敷跡を通り過ぎて、さらに歩くと、僕が大好きな路地がありましたので、ここでもちょっと寄り道します(笑)。
金沢市内にある「木倉町商店街」を歩くと、、、
いいでしょ、こんな看板がある飲み屋街(#^^#)。しかも大好物の「焼き鳥」の文字が^^。ちょっと路地を覗いてみると、、、
両脇に小さな居酒屋が犇めき合うこの飲み屋街がなんとも味わい深い。
こういう通り…大好き(#^^#)。
機会があったら、是非、飲み歩きたい路地でした(^^;。
木倉町商店街から、程なくして、辿り着いたところが、、、
犀川に架かる「犀川大橋」。日本で有数の古さを誇るワーレントラス形式の道路橋です。日本の伝統色である青色を加賀友禅に見られるグラデーションの配色法で塗装した、との事。僕は橋も大好きなので、これは撮影せないけんと(笑)。
ワーレントラス橋は、斜材を交互に配置したトラス構造で、無骨なリベット打ちの感じがまた、近代建造物!って思わせるデザインが好き。
国の登録有形文化財に指定されているんですって(#^^#)。これからも大事にして欲しいですね。
犀川大橋を渡って、着いたのが、、、
「にし茶屋街」。ここも古い街並みを保存している地区で、石畳の路地が温かい感じ(#^^#)。
手裏剣体験という看板に食いつくtally(笑)。小学校の卒業アルバムに、将来何になりたい、という質問に、普通の女の子(?)は、お菓子屋さん、スチュワーデスとか、書くところをtallyは、
「忍者」。
その夢は叶わず、今は銀行員ですが(笑)。手裏剣体験が外国人観光客が申し込んでました^^;。
にし茶屋街を散歩して、今度は金沢市街地方面に戻ります。途中に味わい深いビルがあったので1枚♪
金沢市役所を横目に歩いて、、、
隣にあったこちらを見学しましょうか。
敷地内にあった面白いオブジェクトで撮影開始♪
「何か聴こえますかぁ~(#^^#)。」
このベンチも面白いデザインしてました。意外と座り心地が良かった(笑)。
潜って中に入ってみると、これも不思議な光景が^^;。
では、館内に入りましょうか…。
と、思ったら、残念!本日は休館日だそうです(><)。
でも、お庭は無料で開放しているみたいなので、もう少し散策。
旅先で、美術館や博物館を観覧するのも大好きで、よく観て回るんですけど、今日はお庭だけ(><)。
ではでは、金沢市街地散策でメインの先に向かいます!!!
ホテルには急遽、連泊を申し出たので、今日は1日金沢市内を歩いて廻る事にします(#^^#)。
(続く)
和漢様折衷の神門が美しい『尾山神社』
『長町武家屋敷跡』の土塀に想いを馳せる