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こんにちは。竹谷とし子です。

 

軽石が伊豆諸島にも漂着してきている、という情報が流れました。

 

今日は、伊豆大島に、現地調査にいってまいりました。

 

公明党東京都本部には、伊豆小笠原諸島活性化推進委員会があり、わたしが委員長を拝命しています。

 

離島のくらしやしごとを守るための政策は、国、東京都、各島の町村の連携が不可欠です。

 

島に、公明党都議会議員はいないのですが、島が孤立しないように、他の地域の都議会議員が担当しています。

 

伊藤こういち都議会議員(品川区)がとりまとめ、国会側はわたしが窓口となって、一緒に対策にあたらせていただいております。

 

軽石問題については、沖縄や鹿児島で、港の中にはいりこんだり、大切な船が壊れたりするなど、深刻な被害が発生しているため、公明党議員が対策にうごいています。

 

 

参考:公明ニュース2021年11月3日
深刻な大量の軽石漂着 撤去費 国が財政支援/斉藤国交相表明 被害の自治体対象

 

 

 

伊豆諸島に関しては、いまのところは、大きな被害はありませんが、流れてきた時に備えて、東京都がオイルフェンスを用意してくださっています。今後、大量に流れてくる最悪の事態も想定し、島の方々の暮らしやしごとを守るために他にできることがないか、調べることにしました。

 

実態把握のためにまず、昨日、11月19日にオンラインで会合をひらきました。

 

政府側では、国交省、環境省、文科省(漂流のシミュレーションをされています)、内閣府防災、水産庁が、東京都は総務局、産業労働局、港湾局がこの件に関与されており、それぞれのご担当者から、情報を提供していただきました。公明党側は、国会議員の竹谷と河西こういちさん、東京都議会の伊藤こういちさん、細田いさむさん、勝亦さとしさん、玉川ひでとしさん、八丈町議会の、山本ただしさん、山下のり子さん、大島町議会の高橋ちかさん、佐藤かつとさん、三宅町議会の木村やすえさんが参加し、各島の漂着状況や漁業者の方のききとりの結果などを共有しました。国や都の動きを、議員側も一同に学び、現地の状況も、国や都のご担当に知っていただくことができ、質疑にも対応してくださり、今後の対策に向け、有意義な会合となりました。問題が起きてから対応するだけでなく、起きる前から、地道に、冷静に準備していくことも、政治の大事な役割だと思います。

 

そして、本日11月20日、朝一番のジェット船に竹芝桟橋から乗船し、伊豆大島の現地調査にいってまいりました。

 

現地では、大島町の高橋さんと佐藤さんが、車を手配し、訪問先に事前に約束をしておいてくださいました。

おかげさまで、短い、限られた時間の中で、充実した視察ができました。公明党のネットワークと、迅速に行動してくださる地方議員さんの存在は、政策を実行する原動力です。今日行ったお店のご主人は、さすが公明党は早い、と言ってくださいました。

 

今日は、私の他に、都議会の伊藤さん、細田さん、玉川さんが大島を訪問し、二つの漁業組合の組合長さんと、大島役場で三辻町長、大島支庁のご担当者から、話を伺い、情報交換しました。また、砂浜と、二つの漁港で、軽石の状況を見ましたが、今のところほとんどありませんでした。やはり、現場に行くことが大事だと感じたのは、港のどこにオイルフェンスをはる必要があるかを教えていただいたことです。軽石をひきこむと壊れるのは、船だけでなく、捕った魚介類を保管する水槽に海水を入れているところもあり、そこも軽石をひきこむと壊れてしまうため、その周辺にもフェンスをはったほうがいい、ということでした。さらに、オイルフェンスをはる場所、適時に、はるタイミング、開閉を行う人など、事前に決めておくべきことが明確になりました。また、どのタイミングにするかは、文科省のシュミレーションを参考にしつつ、実際に漁師さんたちが沖に出ている時に目視したり、海上保安庁が調べている情報がありますので、それらの情報を1カ所であつめることが必要です。また、それらを、町、都、海上保安庁、漁業組合など関係者で共有して、いつフェンスをはるかを決めていく必要があります。フェンスをはってしまうと、漁船も、貨物船も、貨客船も、容易に動かせませんので、島の生活や仕事に大きな影響を及ぼします。タイミングは大切です。


また、昨日のオンライン会合の質疑の中で、軽石が大量に押し寄せてくる場合には、オイルフェンスの下をくぐってしまう可能性がありますので、オイルフェンスにとどまらず、国交省の汚濁防止膜をはる技術について、状況を教えていただくことになりました。さらに、押し寄せた軽石の処理方法の確認や国庫補助のしくみを確認しましたが、除去した軽石を、安全を確認した上で、何かに生かせないかという意見が議員からも現場からも出ました。さらに、いずれ押し寄せてくるなら、沖を漂流している間に国交省の海洋環境整備船で回収できないか、ということも現場からの要望です。国交省に検討をお願いしました。

 

本日は、大島町メモリアル公園を訪問して、完成した慰霊碑に向かい、土砂災害で犠牲となった方々のご冥福を祈りました。また、軽石とは別のオイル流出問題なども現場で話を伺い、時間ギリギリまで課題をうかがい、最終便で帰ってまいりました。

 

今週、オンライン会議の準備から、本日の視察までの間、ご対応くださいました多くのご関係の皆さまに、感謝いたします。

 

コロナが落ち着いて、ようやく島に観光客も戻り始めてきた矢先の軽石問題ですが、島の方々の安心と安全を守るため、引き続きしっかりとりくんでまいります。(船に乗ったので、降りてもまだ、身体がゆっくり動いているような感覚ですアセアセ