こんにちは。竹谷とし子です。
期限を迎える小笠原特措法の延長・改正に向け、現地調査に行ってまいりました。
島を巡る多様な現状と課題について適確にご説明くださった渋谷村長と村役場の皆さま、池田議長はじめ議会の皆さまや、漁協、農協、商工会他、お声を聴かせてくださった村の皆さま、そして、国の出先機関や東京都の皆さま、大変お世話になりました。世界の宝である小笠原諸島の振興に向けてしっかりとりくんでまいります。
竹芝桟橋から週に1便のおがさわら丸に乗船し片道24時間。現地では3泊4日下記行程で活動いたしました。(一部順不同)
①父島小中学校の建替計画の視察
②都営住宅と建設地(元村営公園)の視察
③住宅供給公社の住宅建設状況の視察
④村の分譲地の視察
⑤外来種対策などの視察(環境省小笠原世界遺産センター)
メモ:小笠原は「生態系」で評価され世界自然遺産に登録されていますが「地形・地質」でも評価される可能性について調査しました。
⑥野生化した猫を保護する取組を視察(ねこ待合所)
⑦動物病院の視察
⑧地域福祉センターの視察
⑨保育園と増設状況の視察
⑩小笠原村の歴史地理視察(小笠原ビジターセンター)
⑪高校の視察
⑫商店の視察(船入港直後、出港前の比較)
⑬父島漁協訪問・意見交換
⑮中国船、台湾船が遺棄した漁網回収事業の視察 中国は青、台湾は茶
水産庁の予算事業ですが漁網が海中にまだ残っており継続が必要とのこと
⑯東京電力発電所(火力)津波対策の外観視察
⑰海上保安庁の船外観視察
⑱ウェザーステーション展望台の視察
⑲クリーンセンター(清掃工場)の視察
父島と母島の廃棄物、資源の回収処理状況について教えていただきました
⑳時雨ダム下流の八瀬川と小港海岸視察(降雨後の状況)
㉑小笠原村役場、議会訪問・意見交換
㉒空港建設候補地の視察(州崎)
候補となる2つの飛行機の型式証明がいずれもとれておらず、どちらになるかで必要な滑走路の長さも変わります。
㉔ウミガメ保護の取り組みを視察(小笠原海洋センター)
㉕戦跡の視察
㉖中央山展望台の視察
㉗国内希少野生動植物種オガサワラオオコウモリの保護状況視察
㉘父島住民の方々との懇談
㉙南島の観光利用と生態系保護の両立の取り組みを視察
㉚父島コーヒー栽培の状況を視察
㉛母島漁協訪問・意見交換
㉜母島農協訪問・意見交換
㉞母島農業視察(島レモン、パッションフルーツ)
㉟母島ラム酒製造工場外観見学
㊱母島東京電力発電所外観視察(火力) 比較的高台に所在
㊲母島東京電力太陽光発電建設候補地視察
㊳母島ヘリポート視察
㊴母島貯水施設見学
㊵母島診療所外観見学
㊶母島保育施設建設状況視察
㊷母島の都営住宅視察 母島島民の半数近くが都営住宅にお住まいとのこと
㊸母島の文化歴史学習(ロース記念館)
伐採し尽くされた銘木小笠原桑で作られたお盆や茶托、ろうそく立てなどが展示されており、欧米系の住民の方々が持ち込んだ技術やデザインセンスが和の文化と交わり魅力ある製品が生まれたものと拝察いたしました。そして、それが日常で使われていた豊かな小笠原の生活と歴史を感じとれる貴重な展示。尚、小笠原桑の再生のために、父島で植林し山羊対策の囲いをされている状況を見学しましたが、成木になるまでには数十年かかるそうです。
㊹母島支所訪問
㊺母島リレーセンター視察
以前は母島で焼却処理していたそうですが効率化のため廃止に
生ゴミは分別回収しコンポストで堆肥化
その他の廃棄物、資源はコンテナに詰めて父島へ
㊻母島住民の方々との懇談
ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。