こんにちは。竹谷とし子です。
食品ロス削減推進法が成立して、5月で2年になります。
強制力を伴わない地味な法律ですが、
具体的に、いくつかをご紹介いたします。
食品ロス削減推進法の効果 3例
1.食品表示に関する判断(サッポロ・
先週、サッポロさん・ファミマさん共同開発のビールが、
食品ロスにならず、良かったです。
今回、食品ロス政策を統括する消費者庁から、
法律がない時には、
全てではありませんが、かなり、
※この経緯に関しましては、食品ロス問題ジャーナリストで、
#EじゃなくてもAじゃないか (中森真太郎さんの)秀逸コピーと、食品ロスをなくしたい方やサッポロファンの方々の声が、SNS上で大きな流れになった出来事でしたが、食品ロス削減推進法も一助となりました。
間違えは決して良いことではありませんが、これを機に、過剰コンプライアンスとも言えるような理由による廃棄が減る方向に変わっていくといいと思います。
そして、健康被害を与えることがなく、誤表記の説明等で消費者の理解を得られるものであれば廃棄せず、販売収益の一部を社会福祉などに寄付する、お福分けの流れができると、なおいいですね。そうすると、三方よし、四方よしです。
2.備蓄品の寄付(行政の変化)
行政がもつ災害時備蓄食料の多くは、賞味期限がくると、
以前は、国の財産に関する法律のため、
食品ロス削減推進法では、
今は、農林水産省が適法な手続きをふんで、
3.賞味期限の正しい理解
昨年、消費者庁が開催した賞味期限の愛称・通称コンテストでは、
賞味期限がくると、もう食べられないという誤解が広がり、
かつて、
中身に問題があったわけでもなく、法律違反でもなく、販売したわけでもなく、とがめられるべき理由のないことで、本来なら、謝罪する必要はないことでした。
災害時に、空腹の被災者を思い、善意で配られた方のことを思うと、胸が痛みます。
社会の中に、こうした賞味期限に対する誤解が放置されたままですと、
そして、食品ロスが出続けます。
そうした状況を変えるために、賞味期限の正しい理解促進へ、
また、農林水産省も、
さらに、同じような賞味期限の問題に関しては、ペットボトル飲料水でも大きな誤解がありました。
過去のブログ記事でも、書かせて頂きましたが、水についている賞味期限は、表示通りの量(蒸発して減っていく)
私もこのことを、以前は知りませんでした。
これも、井出留美さんの記事から教
これについても、消費者庁の食品ロス担当部署に相談し、正しい理解になるよう発信していただきました。
また、警察庁にもご相談し、Twitterで発信していただきました。
これも、根拠となる法律がなければ、難しかったことです。
他にも、
いわゆる1/3ルールなど食品ロスを生む商慣習の撤廃や、
法律はつくることがゴールではなく、スタートだと思っています。
法律が生まれたきっかけは現場の声
さかのぼれば、食品ロス削減推進法をつくるきっかけとなったのは、
その講演会活動で、
また、
議会質問でとりあげても、
多くの皆様から後押しをいただいて成立した法律の実効性をあげる
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