こんにちは。竹谷とし子です。

 

公明党女性委員会(古屋範子委員長)と地元議員で、東京都世田谷区内にある展示場で4つのタイプのトレーラーハウスを見学しました。私は数年前に伺い、今回は2度目です。

 

トレーラーハウスは、車輪がついていて、移動可能な居住空間です。

 

リビング、キッチン、風呂、トイレ、寝室、2つのロフトがついたタイプは普通の家そのものです。

 

日本製の室内例↓

 

 

 

 

 

 

 

ロフト

 

 

輸入品の室内例↓

 

 

 

 

 

木製をスチールで覆い、耐久性を備えたタイプ。

 

 

車で牽引して移動させ、設置することができるので、キャンプ場などの他、これまで災害時にも利用された例があります。

 

今回の被災地でも、精神障がいや発達障がいを抱える人や認知症の人やそのご家族が、周囲に迷惑をかけるという気遣い、あるいは、本人が他人と一緒に過ごせないといった理由があり、避難所に行くことができなかったという声があちこちから寄せられました。体育館などでは過ごすことができない人のための、避難場所としてもニーズがあります。

 

先般の西日本豪雨被害に遭った岡山県倉敷市では、公明党の働きかけで初めて仮設住宅として、このトレーラーハウスタイプのものが設置されることになりました。谷合まさあき参議院議員が内覧会を視察した様子をTwitterに投稿しています。

 

 

トレーラーハウスは、災害時の福祉避難所としての活用が期待でき、熊本地震の際にリース方式で設置された実績があります。

 

移動して電気・上下水道を通せば使えるため、あらかじめ全国的に備蓄することができれば、より迅速に被災者に住まいを提供できます。

 

熊本地震の際にも問題になりましたが、一度に沢山の仮設住宅を作るには人手不足で時間がかかることが常でした。仮設住宅の提供が遅れるだけでなく、他の住宅や建物の改修、建設に必要な人手が十分まわらず、復興作業を遅らせることになりました。

 

前もって、計画的にトレーラーハウス型を作っておけば、災害時の職人不足問題を緩和することになります。

また、繰り返し利用できるため、従来型の仮設住宅撤去時に出るような産業廃棄物を減らすことになり、環境面でも良い点があります。

 

予算的にも、従来型の仮設住宅にかけられてきた費用と比べても遜色ありません。

タイプによって、より安価のものもあります。

 

先日、公明党内閣部会(佐藤茂樹部会長)として来年度予算要望の際、トレーラーハウス備蓄への助成を求めました。

 

 

いざ災害が発生した時に、被災者が落ち着いた生活を取り戻すには、住まいの確保が重要です。

 

実現するには予算確保以外にも様々な課題がありますが、国民の命と生活を守るため粘り強く取り組んで参ります。

 

 

 

 

暑い中、丁寧にご対応下さり有り難うございました。