竹谷とし子です。

 

国後(くなしり)島も、択捉(えとろふ)島も、あわせて1万2千人位の人口ですが、それぞれに最新の設備を備えたスポーツセンターがありました。補助金により安価で利用できるそうです。いずれも若い職員の方が、誇らしげに説明をしてくれました。

 

スポーツセンターや文化会館のホールなどが整備され、子どもたちが健全に遊び、学ぶようになり、以前は喧嘩をしたり荒れた時期もあったそうですが、最近はないそうです。また、住民サービスが向上したことで、子どもの数も増えたとロシア人住民の方がおっしゃっていましたが、今年は、新しい子ども園を国後島で建設中だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

択捉島では、ロシア企業がつくった温泉施設もにぎわっていました。

 

 

交流団がどやどや入っていき、利用客にご迷惑ではと思ったのですが、まったく気にせず、快く撮影にも応じて、色々話してくださいました。足湯などもある水着着用の温泉です。

 

 

 

 

 

国後島は、沖縄本島よりも大きく、択捉島は、その倍くらいの大きさです。


それぞれに空港があり、特に択捉島では全天候型の2200m程の滑走路をもつ空港が町の近くに最近建設されました。就航率は95%以上だそうです。

 

以前の空港は町から1時間以上かかり、しかも道がなく海辺を車で走らせて行き来する場所だったそうです。今は、町から車で5分。しかも、片側からの離着陸しかできないのを、両側からできるようにして、さらに欠航率を下げる整備を進めているそうです。

 

国後、択捉ともに開発が進んでいますが、特に、択捉が進んでいるようです。

 

(択捉島の空港)

 

国後、択捉島では、ここまでロシア政府と企業による開発が進み、住民サービスを向上させていることに驚きました。極東地域全体の開発計画の一環だと聞きました。

 

北方領土問題とは次元が全く異なる話ですが、私は、公明党離島振興対策本部の一員として、地元である東京の伊豆・小笠原諸島はじめ、日本の離島振興にも取り組んでいます。択捉島の状況を見て、日本の離島には、まだまだ力を入れるべきだと感じました。

 

次は、秋田県の方々がなまはげや竿灯づくりを披露した文化交流の様子をご報告します。