竹谷とし子です。

 

足立区内で、渕上隆、大竹小夜子両区議会議員とご一緒し食品包装工場へ。

 

小さな傷などで選定外となった野菜の一部を、こども食堂に提供して下さっている企業です。

 

見本品として少しいただきましたが、十分使える食材です。捨てるなんてもったいないですが、流通の仕組み上、今までほとんどが廃棄され食品ロスになっていました。

 

農業には、食糧自給率を守るために国民の貴重な税金が投入されています。そして、農業者の方々が手間暇かけて育て収穫し、ガソリンや労力をかけて産地から運ばれてきた野菜達の少なからぬ量が、見栄えの問題等で売りものにはならないため、再びガソリンと労力をかけて運ばれ、廃棄処分されています。納税者の視点からも、できるだけ廃棄せず、必要としているところで活用したほうが良いのではないでしょうか。

 

 

今のところ、提供して下さる企業は、まだごく一部です。

 

「問題が起きたら困る」等の理由で、活用せず捨てるのが当然のようになっている、今の現状を食い止め、貴重な食材を救出し、子ども達の食育に役立てたいです。

 

写真は先月、廃棄処分となる予定から、救出された野菜たちです。

 

 

 

足立区でこども食堂「いちか」を主催する方から、これらの野菜活用のご報告を伺いました。こども食堂とは、こどもがひとりでも入れる食堂のことです。救い出された野菜達は、他の方々からもご寄贈いただいた食材と共に、栄養士さんのメニューとレシピと、善意ある方々の真心と手仕事で、見た目も、味も、素晴らしい料理に。我が家よりも、豊かな食卓です。嬉しいです。

 

小学生19人、ボランティアを含む中高生6人、保護者や教職員、運営スタッフなど大人24人が参加されたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足立区内だけでも、1日数トンの生鮮食品が売りものにはならないということで捨てられているそうです。東京全体、日本全体で考えたら、相当の量です。食べられるのに捨てられている日本全体の食品ロスは、農水省によると、1年間で600万トンをこえると推定されています。魚介類の生産量と同じくらいです。一方で、子どもだけで食事をしたり、十分栄養のある食事をとれない子どももいます。大量に食品を捨てながら、一方で、子どもをはじめ食べ物に困っている人がいるという状況を変えたいです。

 

 

 

続いて、足立区の農家さんも訪ね、都市農業、地産地消、食育の話などを。きゅうり、なす、トマト、パプリカなどの夏野菜がたわわに実っていました。ズッキーニに花がついているのを初めて見ました。

 

 

 

続いて、JA直売所へ。

 

ちょうど先月から、足立区産の農産物を、区役所近くにあるJA直売所で買うことができるようになったとのことでした。完熟してから収穫されたトマトの味は全く違います。

 

売れ残り品は原則、生産者が引き取ることになっているそうですが、了解を得られた場合に区を通じて、こども食堂に寄付する方向で検討されているそうです。しかし、農業の持続のため商品はできるだけ売れ残らない方がいいので、どうぞお買い求めください。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

 

 

 

 

畑でも、収穫時に傷があったり形が不揃いのため、売り物にならない野菜があります。

 

下の写真の左端あたりに、ズッキーニが落ちているの分かりますでしょうか?所有者のご許可をいただき、収穫してきました。料理する時には切ってしまいますから、これで十分ですし、食育には、むしろこの方が自然でいいと思います。

 

他の生産者にも呼びかけて集めることが可能か実現性について、話を伺うことができました。

 

 

 

 

 

 

 

食品ロスを減らして、必要な人に届ける。--------------------

 

ご関係者の協力を仰ぎ、善意をつなぎ、未利用食品の中でも特に手に入りにくい農産物を、事業者さんからこども食堂等に提供していただくという形が足立区で緒についたところです。

 

月1~2回開催の子ども食堂の他、毎日のように食材を使う子どもの学習支援拠点もあり、そちらにも提供いただけると助かるとのことです。ご提供して下さる事業者から了解も得られ、御礼に伺ってまいりました。子どもの食育のため活用してくださる側、食材を提供くださる側、ともに、先駆的に取り組んで下さる方のおかげで、子どもの栄養改善と食品ロス削減という課題解決に向け、突破口を開くことができます。

 

軌道にのるまでには、まだ、食材の運搬コストの負担という、解決すべき大きな課題があることを関係者と共有し、国会に戻りました。

 

明日の質疑に関して、農水省と国交省のレクチャーを受け、夜は日本公認会計士協会千代田会、続いて、豊島会の会合に出席させていただきました。豊島会で挨拶する長橋けいいち都議会議員。区議会議長の木下広議員も出席しました。

 

 

ご来賓の、東京税理士会豊島支部の石井啓子新支部長と岩見知子先生と記念撮影。

会計税務業界も、ますます女性が活躍する時代に。

 

 

公認会計士協会の二つの会合で、公会計や財政の無駄削減の他、食品ロス削減と子ども食堂の話を報告し、ご支援を呼びかけたところ、大先輩方からご賛同頂くことができました。今後の活動につなげていきたいと思います。

 

町田市の山下哲也市議会議員とも、明日の農林水産委員会の質疑内容に関して、電話とメールでやりとりが続いています。

 

今日も、本当に多くの方にお世話になりました。今週も全力で働いてまいります。