竹谷とし子です。

 

昨日は参議院農林水産委員会で、農業者の所得向上に向けて、質問させていただきました。

 

 

先日のJAアンテナショップ視察で試飲した、とびきり甘くておいしい人参ジュースのように、同じ農産物でも、品質の高いものから、いわゆる普通のものまで、生産地や作り手のこだわりによって、千差万別です。

 

生産者の方が、丹精込めて作った品質の高い作物が、十把ひとからげで、二束三文で取引されてしまうのではなく、適正な価格で買われるようにするためには、消費者にその良さが伝わる必要があると思います。国産農産物のブランド化の重要性を農林水産省に質疑しました。

 

ブランド化のひとつの手段として、たとえば「夕張メロン」のように、産地ブランドを守る地理的表示保護制度、有機JASのように一定の品質や成分を示すJAS規格制度、「三ヵ月みかん」のように健康への効能を示す機能性表示制度、あるいは、「A5の肉」のように等級を示す制度を例に、産品の特徴や品質が消費者に伝わりやすいモノサシ的なものが必要であることを主張しました。農林水産省からは、消費者に近い小売業などとも協力して進めていくことについて前向きな答弁を得ました。

 

また、ブランド化を含め、生産者が所得向上に取り組む上で、販路開拓や輸出、資金繰りなど、何でも相談できるワンストップ窓口が必要であることを大臣に訴えました。これに対し、山本有二農林水産大臣は、「(生産者からの)幅広い相談に対応できるよう、相談体制の充実をさらに図っていきたい」と答弁しました。

 

 

また、先日のブログで少し書きましたが、農産物を育む土壌に含まれる微生物の世界を見える化する、生物学的研究の後押しを訴え、これも前向きな答弁を得ました。

 

引き続き、明日の農林水産委員会でも質疑させていただきます。

 

今日は、午前中の参議院本会議で外国との協定や法律が可決しました。公明党の伊藤たかえ参議院議員が初の代表質問に立ちました。本質的でわかりやすい明瞭な質問でした。

 

午後は、公明党本部の企画会議に出席後、公明党国土交通部会主催の気象庁気象科学館(大手町)視察に参加。地震、津波、火山、台風、豪雨などから命と生活を守る気象観測・予報の取り組み、さらに、気象データのビジネス活用への展開について、最新状況を気象庁長官から伺いました。その中のひとつに在庫・食品ロス削減の実証成果があります。

 

その後、公明党北海道開発委員会で、北海道経済連合会と北海道商工会議所連合会から、北海道の鉄道網存続に向けた国への要望を伺いました。

 

そして、食品ロス削減プロジェクトチーム会合が続き、終了後は党国土交通部会に出席し、下水道下水道協会、日本下水道施設協会、日本下水道管路管理協会から、老朽化対策や下水再生可能エネルギーなどの話を伺い質疑しました。

 

どれも重要な課題ばかりです。一歩でも前に進むように、明日も全力で働いてまいります。

 

今日も一日、ありがとうございました。