竹谷とし子です。

 

包装の印字ミスや変形などで、中身は何ともないのに廃棄されてしまう大量の食品。

 

これも食品ロスです。すごく、もったいないですね。

 

こうした食品をメーカー等から引き取り、福祉団体や地方自治体の福祉担当部署、生活支援を必要とする方々などに届けるフードバンク活動。各地で広がりを見せています。

 

 

フードバンク関係図

(出典:農林水産省)

 

しかし、取り扱う量は、日本全体で発生する食品ロスのうちの1%に届かないそうです。

 

その原因は、フードバンクの数が少ないことや、人件費等の資金不足もありますが、食品を寄贈するメーカーなどが、善意で提供した食品が原因で、万一問題が出た時に、本業への風評被害や損害賠償責任が発生しては困るということがあります。

 

海外では、善意で寄贈した人は免責されるように制度化しているところもあります。

 

日本でも、フードバンク活動と、食品ロス削減のためには、この問題を解決する必要があります。

 

このたび、農林水産省が中心となって検討し、「フードバンク活動における食品の取り扱い等に関する手引き」が示されました。

 

フードバンク活動の食品提供における原則や、関係者における合意書作成などのルール、情報の記録など、運営体制をきちんと確保する事で、後のトラブルを防ぎ、より多くの事業者や人に参加してもらいやすくするための手引きです。

 

フードバンク活動への協力にご関心ある方はどうぞご覧下さい。

 

○概要

 

○手引き