フォレストベンチ研究会(会長:村井俊治東京大学名誉教授)第16回定時総会に出席しました。




フォレストベンチとは、
斜面・のり面を棚田のように階段状にし、コンクリートに頼らずに、崩落・災害を防ぐ工法の名前です。

東日本大震災発災後、被災地支援に通う中で、このフォレストベンチ工法の考案者である栗原光二理事より、巨大津波の直撃を受けても、高台に建てられた住宅を守り抜いた、気仙沼市の畠山邸の事例を教えていただいたことをきっかけに、勉強しています。


当工法による斜面・のり面工事の耐久性の高さと共に、緑が活かされるその景観の美しさにも、感銘を受けました。

これまでに全国で90の事例ができ、当研究会の活動が軌道に乗りつつあることを背景に、これまで会を大きく育ててこられた村井会長が後期高齢者の域に達したことを機に、この度会長を辞して、今後は顧問という立場から活動を見守っていただくことになると伺いました。

ご高齢(幸齢)ゆえの深い見識と豊かなご経験に裏付けられた確かな理念と行動力で、栗原理事と共に、斜面災害防止と緑豊かな美しい景観という宝を未来の世代に残すために、道なき道を切り開いて来られたことに、心から敬意を表し賛辞を送ります。

このほど、私の地元である東京都内でも、日野市の市有地の崖で、この工法が採用されました。

公明党の遠藤守都議会議員から、峯岸弘行市議会議員の案内で、現地を視察した感想が述べられました。



日本各地で、豪雨が頻発し、土砂災害が起こるおそれが高まっています。

災害対策は、国民の命を守るために、優先的に取り組むべき重要な政策です。

最も有効な施策を選択していけるように、今後も勉強を重ねていきたいと思います。