参議院環境委員会で審議入りした鳥獣保護管理法案について、参考人質疑が行われました。



ご意見を述べてくださった参考人の方々:

○兵庫県立大学自然・環境科学研究所准教授 坂田宏志氏

○特定非営利活動法人伝統肉協会理事長 石﨑英治氏

○長野県林務部長 塩原豊氏

○認定特定非営利活動法人トラ・ゾウ保護基金事務局長 坂元雅行氏

人里で増えすぎたシカやサルなどの鳥獣が、農林業、生態系、水源、人間の安全に甚大な被害を及ぼしています。これまでの保護政策を見直し、適正数になるよう管理するため、認定事業者を決めて捕獲事業の規制緩和することなどが改正が本法案の主旨です。

研究者、行政、保護団体、ジビエ料理など鳥獣利活用専門家、それぞれのお立場から貴重な意見を伺いました。

鳥獣被害対策の各分野で大変なご苦労があり、これまでの法制度下で創意工夫しながら、真摯に取り組んでみえたことがよく分かりました。また、一昔前は、動物を殺すことに対しては大きな抵抗がありましたが、昨今の被害の重大さから、動物保護団体からも適正管理の必要性について見解が示されました。

これに先立つ日光市での現地視察とヒアリングも踏まえて、来週、法案質疑が5時間半行われる予定です。

都心部に住んでいると感じませんが、東京でも、奥多摩町、青梅市、離島などで鳥獣被害がありますので、さらに調査を重ねて法案質疑に臨みたいと思います。