TICAD Vで来日中の世銀総裁。

参議院ODA特別委員会で講演を伺う機会をいただきました。



50年代、60年代では、日本は最大の借り入れ国で、新幹線や黒四ダム

東名高速、トヨタなど、今の日本になくてはならないインフラや企業が

支援を受けていたそうです。

そして、今は、世界2位の資金拠出国となっています。

総裁から、冒頭、謝辞が述べられました。


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貧困削減は、将来の紛争を防止する。

雇用があってこそ、平和な社会ができる。

貧困削減には、成長が必要であり、繁栄の共有が必要。

世界銀行は、途上国の下位40%の所得向上を目指す。

彼らを成長の中心にしていく。

世界銀行グループが今後向かう方向性について、

明確なメッセージが表明されました。

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懇談の中で、

不均衡を計れるようにモニタリングしていることや、

アラブの春を例に、若者や女性が排除されるべきではないこと、

メキシコ、ブラジルの下位10%層の人々へのプログラムを例にあげ、現金給付とセットで、子どもへの予防接種、身長と体重の向上、親の公衆衛生講座受講など義務づけを行うことが効果を上げ、特に、その中で女性(母親)の参画が特に効果があったことなどが紹介されました。




困っている人、苦しんでいる人のことが、政策の中心にあるべき、という緒方貞子先生の言葉が思い出されました。

それは、途上国だけでなく、先進国である日本でも、同じだと思います。



短時間ですが、実りある懇談となりました。

貴重な機会をいただいたことに感謝申し上げます。