公明党薬物問題対策プロジェクトチームと厚生労働部会で策定してきた、脱法ドラッグの規制を強化する法案を提出しました。

参議院議員 竹谷とし子 オフィシャルブログ Powered by Ameba
公明新聞:2012年9月6日付
法案を参院に提出する浜田氏(中)、竹谷さん(右)=5日 国会内

公明党は5日、麻薬などと似た興奮・幻覚作用がある「脱法ドラッグ」を規制強化するための、麻薬及び向精神薬取締法及び薬事法の一部改正案を新党改革、み どりの風と共同で参院に提出した。公明党からは、党薬物問題対策プロジェクトチーム(谷合正明座長=参院議員)の浜田昌良副座長、竹谷とし子事務局長(い ずれも参院議員)が出席した。

同法案では、脱法ハーブなど薬事法で健康を害する化学物質として規制する「指定薬物」が現在、麻薬取締官に よる取り締まりの対象外であることから、麻薬取締官に対し、指定薬物に関する取り締まり権限を付与する。また、薬事監視員などが立入検査で指定薬物やその 疑いがある物品を発見した場合、試験のため必要な最少分量を収去(抜き取り)できるようにする。

これまで公明党は、麻薬取締官の増員や薬 物乱用防止の啓発活動に取り組んできたほか、2006年には薬事法を改正して脱法ドラッグを規制するなど、違法薬物対策を一貫して推進してきた。法案提出 後、浜田氏は「早期成立に向けて引き続き、ほかの会派にも働き掛けていきたい」と述べた。