竹谷とし子です。


今、最優先で取り組みたいことの1つ、それは学生さんの就活支援です。


今年3月に大学を卒業する学生さんの就職内定率は71.9%、昨年より
改善していますが、過去2番目の低水準です。


昨年秋、党青年委員会で、就職活動中の学生さん、中小企業、そして職業
訓練受講者に、アンケート調査を行いました。


その結果からいろいろなことが見えてきました。


例えば"学生は大手志向"と言われますが、「規模は気にしない」という
学生が58%、大企業ばかりでなく、中小企業への就職を考えている学生
は多い、という意外な結果です。


大人が思うより現実を直視していると言えると思います。


しかし、一方で中小企業が若者を募集しても応募者が集まらないという
現実があります。


"中小企業への就職希望者はいるのに、人が集まらない"


その原因の1つが、多くの学生は求人情報を学校や就職情報サイトから
得ています。一方で、中小企業が募集を出すのはハローワークです。
学生と中小企業、互いに情報がすれ違い、出会いのミスマッチが起きて
いることがアンケート結果からわかってきます。


国は、「新卒応援ハローワーク」を設置して、学生さんや未就職者の方を
対象に、集中的に就職支援をしています。


昨年4月、卒業時に就職が決まっていなかった方が約6.7万人。この
方々のうち、ハローワークで相談して支援をうけた約1万6000人の
方が2カ月以内に無事就職することができたそうです。


相談からエントリーシートの書き方、面接、就職まできめ細かい体制で
支援をする新卒応援ハローワークを、もっと多くの学生さんに利用して
頂けるよう、広報に努めていきたいと思います。


学校卒業後、社会人のスタートラインに立つことができるかどうかで、
人生が大きく変わります。


それは個々の人生を左右するだけでなく、社会の支え手であり、社会全体
の活力・推進力となる次世代が育つかどうかのカギとなり、国の将来を
決定する大きな課題です。


アンケート結果をしっかり踏まえ、党をあげて、若者の就職支援に全力で
取り組みたいと決意しています!


<情報>
○1月26日の公明新聞3面に新卒応援ハローワークについて記事が
掲載されています。よろしければご覧ください。


○新卒応援ハローワークの一覧は以下のアドレスから

http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/dl/5a.pdf