竹谷とし子です。

お二人の有識者を参考人としてお招きし、参院ODA特別委員会でご意見を伺いました。



参考人のお二人とも、中国からの途上国、特に資源国への支援額の増大と、国際社会における日本の存在感が薄くなってきていることを論点の中にあげられていました。

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参考人の方々のご意見を伺った上で、その内容に関連して私からは下記のような質問をさせていただきました。
・日本のODA予算は、1人当たり負担を他国に比較すると相対的に高くないが(対国民所得比ではDAC23ヶ国中20位、平均0.49に対して日本は0.2、一位のノルウェーは1.1)、それでも国民のODA負担に対する見方は厳しい。上位国、特に北欧諸国は、いかにして国民の理解を得ているか。
・官民連携のPPP(Public Private Partnership)による事業のリスクが指摘されているが、PPPだけでなく、他の事業においても、ハードの支援のみを行った後の被支援国による事業運営がうまくいかないリスクはあるため、運用段階を見据えたソフト面での支援をセットで実施すべきではないか。
・ODA事業の評価方法を変えるべきというご提案について、具体的な方法をご教示いただきたい。
・DAC加盟国でない中国と共同で支援を進めるべきというご提案について、その場合に中国側のメリットとしては何があげられるか、他。

当日の説明資料はその場で配布され、事前通告なしでの質疑でした。参考人の方から回答をいただくことは、大変なことだと思います。
お忙しい中ご協力くださった参考人の方に感謝申し上げます。