中東・北アフリカ情勢

竹谷とし子です。

チュニジアの「ジャスミン革命」から始まった反政府運動が、エジプト、リビア他の中東・アフリカに波及し、これまで１８ヶ国で反政府デモが発生。（地図の赤い地域）


デモ発生の背景として、若年層を中心とする高い失業率（チュニジアで約25％）、ロシア輸出規制の影響による食料品等の価格高騰、長期独裁政権、そして携帯電話とFacebookなどのソーシャルメディアにより情報が一気に伝わったことなどが指摘されています。
世界から、産油国への影響が懸念されていますが、カタール、UAEは、国民1人当たり世界最高水準のGDPであり、現時点で運動が波及する可能性は低く、むしろ高齢のサウジアラビア国王の後継問題が課題ということでした。