竹谷とし子です。

アメリカには、ハリケーンなどの災害時に、政府やその他の機関との調整を行う連邦緊急事態管理庁(FEMA)という組織があります。先日、ワシントンDC研修で訪問して話を伺ってきました。

被害を軽減するためのノウハウが蓄積され、実際に災害があったときに調整する権限を有しています。

日本ではこういった組織がありません。
JICAや、国際的に活動する日本の人道支援団体などにも、ノウハウやスキルがありますが、国内で調整する権限はありません。

今回の災害では、官邸に緊急対策本部が立ち上がり調整業務を行ってますが、日頃から組織や役割を決めているわけでも、職員の専門訓練を行っているわけでもないので、現場の職員は大変な思いをしながらやっていることと思います。

日本でも今後に備え災害時に調整を行う機関を設置するべきだと思います。