10月12日、『飛べ!ダコタ』の油谷誠至監督による舞台挨拶がありました。
私はお休みを頂いていたので、しれっと潜り込みました。
上映前の舞台挨拶だったので、監督もネタバレできず、短い挨拶でした。

が!!!上映終了後、気さくにサインと記念撮影に応じてくれて、
皆様の感想や質問ににこやかに対応されていました。


この『飛べ!ダコタ』ですが、公開規模が小さいのに、
大作並みの作りでビックリしました!
※監督いわく「僕が撮影にお金かけちゃったから、
宣伝費が少なくなっちゃったんだよ~」納得です(笑)
この作品は
「戦争終了後すぐに、英国輸送機ダコタが不時着して、再び飛ぶ話」
という終わり方がすでにわかっています。
オチがもう観客にバレている映画って、
お客様のワクワク感やドキドキ感が既に減っている事があります。
そんなわけで私も「こんなんで、あーなって、そんな感じ」という
勝手なストーリーを見る前から頭で構築していました。
そんなちょっと高飛車キャラで見はじめ・・・
すごい良い意味で裏切られました!
めっちゃドキドキさせられましたーーー!!!
ワクワクさせられましたーーー!!!
何度も泣かされましたーーー!!!
終わってから私の目キラキラでした(笑)
素敵男子が多すぎなんて、トキメキもありがとうーーー!!!
(ツンデレがもう・・・あんな男子が・・・妄想省略)
役者さんの演技も喜怒哀楽の伝え方が絶妙なんです。
こういうのって役者さんの演技だけでなく、
演出もきちんとしていて、その両方の落とし所が
マッチしないと演技過多に感じたり、くどく感じます。
あっさりしすぎると、画面にハリを感じず、観客の集中力を持たせられません。
この作品の落とし所絶妙です!!
演技演出が骨太で、各キャラクターが生き生きしています。
そして、佐渡の天候や気候が画面いっぱいに広がり、
海風の寒さや民家の暖かさがダイレクトに伝わってきます。
(前々からしつこく言いすぎですが、
私「季節感のある映画」はすごくリスペクトしています!)
その海風や荒々しい海や横殴りの雪で体当たりの演技されたら
泣くでしょーーーーー!!!!
で、サイドストーリーの流れが秀逸で緻密なんです。
戦争の爪あとが色濃く残る時代に、
前を向いて・・・未来の子どもたちに・・・という奇麗事を言えば
痛々しく傷跡をえぐります。
困った人を助けることを信条に生きている佐渡の人たち。
でも、この間まで敵だった相手を、
戦争に使われた飛行機を手助けするということは
戦争で失った人たちに対する冒涜ではないかと葛藤します。
そんな中で、ポツンと村長が言う台詞に、
葛藤の中で、本来の自分と向き合う姿に、
何度も涙しました。
ダコタが飛ぶ時には、感情移入しすぎてなみだ目で
飛べ!ダコタ~~!!って叫びそうでした。
あ~~私がなんか言う度に薄っぺらくしか伝わらない気がします・・・。
とりあえず、全力で
良い映画です!!!って胸張って言えます!!!
まだ入場者プレゼントがございます。
お米!飛び出すパンフレット!パラパラ漫画風メモ帳!
佐渡に行きたくなるパンフ!(料理にヨダレ出ます、タライに乗りたくなります)
10月19日からは12:45の回、1日1回上映になります。
今週金曜日までは3回上映がございます!
ぜひ、この傑作をご覧下さい~!!