リクルートのDNA(2)
昨日の続きで、印象に残ったところより。
《 退職面談 》
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・・・創業から十年ぐらいの間、私が時間を割いたのが、辞表を提出した人との退職面談だった。
辞表を提出したすべての社員に、時間をかけて理由を聞いた。
在籍社員は本音を言わないことがあるが、彼らは率直な意見を言ってくれて、とても参考になった。
退職理由の多くは、上司や先輩との人間関係の悩み、自分が上司から低く評価されていることへの
不満。自分の志向と仕事とが会わないことなどの悩みだった。
ここから自己申告制を導入したり、上司へのメンバーの評価フィードバックに時間をさくようにしたそうです。
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企業を去るときの退職される際に「退職時面談」をされるところが多いかと思います。
退職する人には、前向きであれ、ネガティブであれ、様々な理由があります。
その理由を聞くこと自体が大事だと思います。
①退職面談には、会社の問題点や課題が深い部分でわかることがある。
②退職して巣立っていく人が、きっちりと別れを告げ、次のステージで再スタートをきるためにも重要。
→退職する本人側の視点にたってみると、「しっかりと自分の思いを話す」ことで企業を去るという
区切りをつけ、次のステージで頑張るという気持ちに火をつける。「次に行ってもがんばれよ!」
という送り出し、大切ですね。
退職面談は会社にとっても、巣立っていく人にとっても重要な役割を果たしていると考えます。