*「それをすてるなんてとんでもない!」

じゃじゃーん!!

「まーた、いつものやつだろw」
「ミニチュアのおもちゃだろ」
「おまえにはミニカーみたいなんが似合ってるよw」
そうです。
狼少年もとい、おっさんのおいらは普段の行いが悪いので
そういう風に思われます。
「みんから」という自動車SNSでよくある
「新車買いました」
とかいうブログタイトルで実際はミニカーでしたというオチに近いですね。
しかしこのフィギュア、クオリティーの高さには脱帽です。
まるで本物にしか見えない!

おいらの場合は性格がとことん悪いので
今までのオリンパスのOM-DやPENのフィギュアで布石を置いてからの・・・

あれ?
まさかの本物。
まあOM-Dじゃないですし、小さいおもちゃとは違うメーカーのクラシックカメラです。
大きさ比較のためと、本物だということを証明するために置きました。
これはミノルタというメーカーの一眼レフカメラです。
オリのOM-Dと似てますが、
ミノルタは今はソニーが吸収したみたいですね。
ですからミノルタの血統を受け継ぐのはソニーαシリーズなのかな。
ミノルタSR-T101というのはwikiを読んでみると
1966年から7年にわたって生産された一眼レフカメラらしいです。
おいらの持ってるこれはダイヤルが黒なので初期型だろうと想定しても
最低でも1970年以前でしょうから、
おいらの生まれるもっと昔に作られたカメラのようです。
1970年製造だとしても40年以上前ですな・・・
そもそもなんでおいらがこんな骨董品を手に入れたかといいますと
父からもらいましたw
うちの家族はカメラとかいじってるの見たことなかったのですが、
押入れの掃除をしていて入っていたみたいで、
邪魔なものは全部捨てるからということで
おいらがもらうと言っていただきました。
*「それをすてるなんてとんでもない!」
まあ、押入れに何十年も入ったままで、
革のケースに入っていたのですが、ケースは朽ち果ててぼろぼろ、
おいらも以前から古いカメラがあるっぽいのは知っていたのですが、
あの感じだと中見るまでもなくカビだらけだろうと思っていました。
ですが、
いざ捨てるということで中を開けてみると
ケースはボロボロになって崩れ落ちていきましたが、
中身はまともな状態でした。
こういうカメラをおいらは触ったことがないので、
どうやって写すのか、どうやってフィルムを巻くのか
スイッチがなんなのかが分かりませんでしたが、
ネットで調べて動かしてみると、意外とまともに動くようです。
ファインダーやレンズを見てみるとちょっとカビが生えてるかなあと思いましたが、
表面だけで内側はほとんど生えてないように見えて
ブロアーで飛ばしてハクバのレンズクリーナーで拭いてみると
わりと状態が良さそうでした。
レンズは単焦点のMC ROKKOR-PF 50mmF1.7というのと、
135mmF3.5というのがありました。
数値だけ見るとけっこう良さそうなのがついてるなと思いました。
このレンズ、最近のミラーレスカメラで使えるようですね。
マウントアダプターという変換リングを介することで、
フラジバックの短いマイクロフォーサーズ機や、NEX、EOS-Mなどで
古い骨董品のレンズが使えるようになるようです。
もちろんおいらが欲しいといってるペンミニ2でも使えます。
まあ、もともとおいらはオールドレンズが使えるというのを知っていたので、
古い一眼レフがあることを知ったときから
レンズが使えるようならデジで使おうかなとたくらんでいたのでした。
ペンミニ2につけるなら焦点距離が倍になるので
100mm相当F1.7と270mm相当F3.5になります。
100mm相当のほうは普通に中望遠の明るいレンズのかわりとして使えそうです。
明るいし長いのでポートレートレンズになりえるかも。
270mm相当のほうはさすがに長いので鳥を狙えるかもしれません。
ダブルズームキットの40-150mmはテレ側で300mm相当F4.0-5.6なので
こちらよりは、長い場面では1.5段くらい明るいのを生かせるかな。
オリの場合はボディ内手ブレ補正なのでもしかしたら狙えるかもと思いますが、
三脚なしでは無理でしょうな。
まあ、せっかくレンズ交換式なんだから
60マクロはいつか欲しいにしても、それまでにいろいろ遊んでみたいですし
なかなかのみっけものだと 思います。
八仙堂さんのマウントアダプターがコスパ高いようなので
その時が来たら買ってみてもいいかも。

一眼レフカメラに嘘偽りはないので
ミラーボックス付きで光学ファインダーついてます。
こんな骨董品はもちろんデジカメではありません。
見ての通り、液晶とかないです。
ちなみに電池はボタン電池がいるようですが、
無くても撮れるみたいです。
電化製品じゃないので、電源ボタンとかないですよ(;~_~)
フィルムが入ってるカメラです。
ちなみにちゃんと一眼レフなのでシャッター落とすと
パシャンと派手ないい音がします。
おいらはこのカメラを復活させようとは思ってません。
ちょっときれいにしたので博物館みたいにカビないようにホコリが付かないように
ディスプレイしておこうかと思います。
レンズはけっこうきれいになったので
マイクロフォーサーズ機で試しに使ってみようかと思ってますけどね。
マニュアルフォーカスは楽しいですし。

しかし40年も前の機械モノがこうして生きていたことに感動すらおぼえます。
しかもレンズは最新の2012年のデジタルカメラに生かせるとは・・・
これをきっかけにしてオールドレンズの知識も増えましたし、
クラシックカメラの構造や操作も学べたので
デジしか知らない若い人よりちょっとだけリードした気もします。
まあ、実際撮ったのを現像してないからアレですけどねw
おわり