アケステ改良 | t-speedブログ

アケステ改良

おいらの自作アーケードを少し改良しました。


プレイ中にうすうす感じていたのですが、

どうやらレバーのシャフトが裏蓋を触っている模様。


ということでシャフト位置を2mm程削りました。
t-speedブログ

サイドボタンを外してのぞいてみると、

これでギリギリかわしてますw
t-speedブログ

このアケコンの側板は縦40mmでギリギリを狙ったのですが、

レバーのMSベースとボディの間に1mmのゴム板を挟んでいるせいか、

底板をかすめるということになっていた模様。

触っている、触っていないがほとんど分からないレベルに接触してました。

ずっとやってるおいらですら、気のせいだと思っていました。


天板9mm+側板40mmに、

LS-56-01+MSベース+ゴム板1mmでかすめます。


ゴム板が無ければおそらくかわすと思いますが、

板の接着や、切断精度のレベルで当たる可能性もあります。

まあ、こういうハンドメイドに

あまり究極の精度を求めるのはよくないなって話です。

基板や、ボタン配線もギリギリなので、

ちょっとメンテがしにくいですし、

やはり何事にも余裕が必要だと感じました。


このアケコンにいたっては、

最初からどこまでギリギリサイズに作れるかってのに挑戦したものなので、

こういう問題点は出てくるのは予想通りだったのですが。


そしてもうひとつの改善をほどこしました。

手前がわのカドを落としました。

*とりあえず、カドの部分MDFむき出しなんでニス吹くまではマスキングテープで保護しときます。


アーケード筐体のアストロシティ、ブラストシティは

カドがこれくらい落としてあるのをマネしました。

アストロ筐体はもうちょっと鈍角かもしれません。

t-speedブログ
天板がこれ以上狭くなるのはどうなんだろうと考えましたが、

実は、

まっすぐだったところが斜めになるっていうのは

距離的には長くなっています。

つまり天板の面積は広くなって、手が当たる面積も増えています。


おいらの場合は45度より少しゆるい、35度くらいの角度にしています。

ですから、

1:1:√2

にはなりませんが

そういう感じで斜めのところは計算しています。

t-speedブログ

これで手を置いてみると、とっても当たりがいいです^^

t-speedブログ

ボタン側。

基本は上の3ボタンがホームになるっぽいですから。
t-speedブログ
レバー側。

レバーの高さは1L6Bパネルのレバー位置高いほうをトレースしています。

低いほうだとちょっと狭くなりそうなので。


アーケード筐体でプレイするときはおそらく

腕と、手首がまっすぐになるような角度でやっていると思います。

それを考えても、手のひらの下側の部分は膨らんでいるので

それを逃がしたほうがしっくりくるということになるのかもしれません。


最近の新しい筐体の、タイトービューリックスやナムコのやつだと

テーブルが広いのでこの限りではありませんが、

昔からの筐体のアストロシティ、ブラストシティなどは

おいらの自作にかなり近いものだと思います。


じっさい、レバーボタンと、テーブルの手前側の距離、当たりなどは

筐体の種類、コンパネの種類の組み合わせにより様々で、

指一本以上変わってくるのです。

ですから、どれが正解だとかはないんですがね。


昔の筐体はテーブルが狭いですから

それに近い感じを再現したかったのでおいらの場合はやってみて成功でした^^

おいらのこのアケコンの元の天板は縦160mmですが、

これが最初のほうに作ったものみたいに180mmになってくるとまた違ってくると思います。

これくらいテーブルが広いと、斜めカットはあまり恩恵を受けなくなるかもしれません。

そして単純にボタンの穴位置にもよりますし。

そもそもプレヤーの手の大きさも大いに関係あります。


けっきょくは

サイズに合わせて自分のプレイしやすいように作ったほうがいいという

単純かつ明解な結論に至ります。


参考までにおいらのアケコンとV3SAのサイズ比較。

t-speedブログ

横270mm

(V3SA: 約430mm)

これより150mmも大きいって引くなー(;~_~)

むこうは8ボタンだけど、使わないし。

ブラスト配置は6ボタンじゃないとかっこ悪い。

ビューリックスは8ボタンがかっこいいかな。


t-speedブログ

縦160mm(斜め部分含む)
(V3SA: 約240mm)

80mmもおおきいです。

上に連射や何かのボタンが付いてるからでしょう。

手前側の手を置くスペースはおいらのほうがあるっぽいですし、

V3はカド取り過ぎだろうと思います。

斜め部分が多すぎて平面が少なくなってしまい

斜め部の下のほうは触れない(?)ので少ないスペース活かしきれてないような気がします。

まああくまでおいら基準ですが。

*ちなみにもってません。


高さ113mm(レバーボールの頭の上まで)

(V3SA: 約125mmスティックレバー含む)

t-speedブログ

手を置いてプレイしてもはみ出さないサイジング。

重さは1.2kgぐらいです。

(V3SA: 質量:約2.2kg)

厚めのMDF木材なのでおいらのは重いと思っていましたが、

V3SAのほうが断然重いですね(;~_~)

たしか、裏蓋が鋼板でウエイトの意味も兼ねているようです。


重量はある程度あったほうが安定します。

おいらは丁寧なレバー操作なのであまりずれるようなことはないですし、

本気でやるときは、裏に「くっつきジェルシート」でくっつけます。


あくまで部屋に置くものですから、

あまりデカイと置き場所に困ります(;~_~)

やっぱりゲーム機と一緒に棚にしまえるくらいのものがいいですね。

据え置きってわけでもないでしょうから。

テンプレートのパターンは、いくつかある(ブラスト、ビューリックス、1L6B、2L12Bなど)

から好きなものをそのままトレースして

スタートボタンやセレクトを好きな位置に配置できますし(側面など)、

筐体の大きさなどはそれに合わせて、好きなように作れるのもオリジナルのいいところです。

8ボタンアケコンの大きすぎなのが嫌な人もかなりいると思います。


既製品の改造ではやれることは限られます。