イニシャルD風に新アケステを語る
コンコンッ
啓介「アニキ、いるのか入るぜ」
涼介「ちょうどいいとこに来た、
啓介ちょっとこれを見てみろ」
啓介「なんだよ、アニキ」
涼介「これだ」
啓介「なんだ今度はアケステのボタンの色変えたのかよ」
涼介「よく見ろ」
啓介「ん?」
「これは・・・まさかまた新しいの作ったのかよアニキ!」
涼介「ああ、今回は大幅な戦闘力アップのため、
「それじゃあ、これがどう変わったのかを理論的に説明するぞ、
よく聞いとけよ啓介」
涼介「まず、見てのとおり今回のポイントはそのボディの大きさにある。
今までのものに比べ、横幅は同じながらも縦を縮め、
可能なかぎり徹底的に小型化されている」
厚さも10mm程度薄くなっている」
啓介「それだよ、アニキ
涼介「上のアケステと比べると分かりやすいが、
もともとコンパクトな『真・アーケードスティック』という
独自規格をさらに究極にまでダウンサイジングしている」
「サイドボタン、フロントボタンもギリギリだ
だがこうして上から見てみるとフロントボタンの落とし込みは
もはや芸術だな」
やや余裕があるくらいのスペースしかない」
啓介「アニキ、それで本当に手を置いて快適にプレイできるのか?
今までと比べてやりにくいようなら意味ないぜ」
涼介「それは、問題ない」
「今までのものでも
左手を置くスペースはかなりギリギリだったんだが、
さっきも言ったように今回は20mmもショート化し、
上下は160mmしかない」
「それでも、今までどおり
操作に一切の不満が出ないように仕上げるには
必然的にこうするしかなかった
それが今回の秘密兵器だ」
啓介「秘密兵器?それはなんなんだアニキ」
涼介「それは・・・」
「1L6Bパネルだ」
啓介「1L6B?」
「そんなものどっから持ってきたんだよ」
涼介「ある筋の情報で、とある海外のサイトに
1L6Bパネルのテンプレートがあることが分かった」
「そのレイアウトをそのまま使用することで、
今までよりもさらに狭いスペースでのレバーのマウントが
可能になった」
「おまえも1L6Bパネルというのはどういうものか知ってるだろ」
啓介「ああ、たしか二人でプレイするときに
1台の筐体で横並びになる2L12Bパネルとちがって、
2台の筐体を背中合わせに設置している場合についてる
1筐体1プレイヤー用のパネルだよな」
「レバーの付いてる位置が少し上なんだっけ」
涼介「そうだ、セイミツ工業製1L6Bパネルは2L12Bパネルよりも
約15mm程度上にレバーが付いている。
これを採用することで天板が縦に20mmも狭くなっても、
レバーが上に15mm上がる分、
実質的には5mm程度の省スペース化に抑えられている。
それゆえ小型化されながらも
今までとほぼ同等な感覚でプレイが可能だ」
「心臓部にマウントされているPS1純正基板も
小型化されたレイアウトの便宜上、
ボタンリングをかすめるようにしてギリギリで取り付けられている」
レバーLS-56-01のシャフトの根元が
裏板をかすめるギリギリの薄さを実現している」
至難の業だろう」
涼介「ああ、だがこれを投入することで
論文の大幅な書き直しが必要になりそうだ」
追記:
とりあえずまだニスが塗ってないのでマスキングテープで保護しています。
横のボタンも黒が余っていたので変更。