自作アーケードスティック「真・3」 | t-speedブログ

自作アーケードスティック「真・3」



やっと完成しました。

おいらの持てるすべてのアイデアと匠の技巧を詰め込んだ・・・


自作アーケードスティック「真・3」


とりあえずは各部のディティールから。


今回は「真・2」と同じサイズのMDFを使用しました。

完成寸法は270mm×180mm×68mmです。

今までのやつはニスは刷け塗りだったのですが、

今回は「ワシン ウレタンニススプレー油性」を使いました。

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なかなか均一に仕上げるのは難しいですが、

薄く何度も施工したのでなんとかきれいになりました。

刷け塗りに比べるとずいぶんきれいです。

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内側も軽くスプレーし、木部の断面は刷け塗りしました。

木部の断面部は特に水分を吸い込みやすいので

一度でも塗ってあるとぜんぜん耐久性が変わります。

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基板マウント、裏蓋取り付け部が大変シビアな作業でした。

手前側面のボタン穴。
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2つ隣り合わせにあると、少しでも高さがちがったりすると

見栄え良くないのでなんどもトライしました。


基板配線パーツ類。
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すでに準備完了。
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仮組みもすませてあるので内部レイアウトは心配なし。

さくっと組み立て。

この上、更に吸音処理をします。

このままだと「箱鳴り」するのでそれを押さえます。


完成!!

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見てのとおり今までの2作品にくらべて、

天板にスタートボタンが無く、

自由度の高いプレイと、あらゆるレバー持ち方に対応。

↑どーせかぶせ持ちのおいらしか使いませんがw


ハパ2でテストしてみましたが問題なし。

プレイ感はまあ、今までの2作品とまったく同等w

しいて言えば、レバーのカチカチ音と静かなのと、

ガイドのコンコン鳴りがクンクンという鳴りに。

騒音が抑えられていてけっこう静かです。


レバーはセイミツのLS-56-01です。

58のイエローもまだあるのですが、

おいらには56のほうがプレイしやすく感じるので。


こだわりの前面セレクト&スタート。
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この位置はかなり考えました。

サイドボタンは予備ですが、

今のところL1を繋げて、DVDのバックに使う予定です。

箱を開ければ簡単にL2に差し替えることも可能です。

フロントボタン。
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できるだけ面位置に持ってきました。

この面を下にしておいてもボタンはオンになりません。

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セレクトボタンはこう。

レバーから手首を動かすことなく回転させることで親指で押せます。

フチをラウンドカットしたので押しやすい。

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スタートは右手。

同様に手首を動かすことなく回転させることで親指が自然にきます。


ど真ん中にボタンを設置しなかったのはこのため。

どーせ、レバーとボタンは対称位置にないのでデザイン的にも中心に持ってくる必要はないですし。

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そして、フチをラウンドカットしてボタン単体では押しやすさを優先していても

間違って両方に触れてリセットがかかってしまわないように、

ボタンの2つの間はしっかり区切られています。

よほどいびつな指の形を作って押そうとしない限りは両方は押せません。

リセットするときくらいは両手を使います。


サイドボタンは今までのアケステと同位置です。
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これも手首は動かさないで押せます。

まあ、予備ボタンなので基本は使いません。

今回はこのボタンもセレ&スタと同様にツラ落とししてます。


自作アーケードスティック「真・3」も

前作を上回る完成度に仕上げることができました。

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「真」と「真・3」
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「真・2」は車に積んでるので写真はありませんw


今回も妥協のない、

おいらの実現したかった理想のスティックを完成させることができました。

騒音もすこぶる抑えられていますし、

自分にとってめちゃめちゃ使いやすいのですが、

もう、プレイのほうはそこそこでいいやって感じになってしまいましたw




P.S.

使い終わったスプレー塗料は

必ず逆さにして2秒ほど噴射し、

バルブ内の塗料を排出してください。

そうしないと

おいらみたいにまだ半分くらい残ってるスプレーニスを

使用不能にしてしまうことになります(;~_~)


スプレー部分の詰まりはギターの細い弦の芯があれば

それを焼いて突き通すことができるそうです。

なかなかこれくらいの細い針金ってありませんからね。


しかしおいらみたいにバルブ内が詰まってしまっては

どうにもなりません(ノω・、)