セイミツレバーボールの秘密の使い方 | t-speedブログ

セイミツレバーボールの秘密の使い方

本日はおいらの好きな


セイミツ工業製「レバーボール」(スティックの丸いボール)ですが、

これを使ったアーケードスティックの調整を書こうかなと思います。


「調整?」


アーケードスティックを自作するにあたり、

重要なポイントとして


「レバーの長さ」

というのがあります。


これは天板や、アケステのガワ自体を自作した場合、

レバーの長さというものはその都度変わってきます。


レバーの長さってのはアケの筐体によっても違いますし、

やはり自分のホームの筐体に合わせたいもの。


レバーがちょっと長すぎると感じた場合、

レバー取り付けベースにワッシャーをはさむなどすれば

簡単に任意の長さにローマウントすることが可能ですね。


じゃあ、

レバーが短いと感じたときは?


これがなかなか問題なんです。

天板を薄くすることは難しいです。

ですがこの方法で、

ほんの少しだけレバーを長くすることが出来ます!


それがこの方法!!

セイミツ工業のクリアレバーボールを使おう!


それでは説明します。

このように通常カラーのレバーボールは35mmというものですね。
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こちらはクリアレバーボール

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35mm。

一緒じゃねーかw


ですが、垂直に計ってみると
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33.5mm


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34.7mm

おお、1.2mm程度クリアのが大きい。


これはボールのネジ部のボールのカットの違いです。

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なぜ、セイミツさんがこういう仕様にしたのかは分かりませんが、

(埋め込んであるインサートが違うから?)

シャフトにレバーボールをつけると高さが変わってきます。

ボール位置が1.2mm高くなります。


「たった1.2mmかよw」

たかが1.2mm、されど1.2mm。


じつはやってみると分かりますが明らかにレバーの長さが変わります。

操作感は変わります。

やり込んでいるひとは確実に感じられると思います。

だまされたと思ってやってみてください。

文句を言うのはそれからだw



「おれはクリアレバーボールは好みじゃないんだよな・・・」
なるほど。

任せてください。


M4のプラワッシャーを使います。

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M4ですが、じつは棒やすりつっこんで少し内径広げました。


シャフトとレバーボールの間にはさみます。

内径はネジ込んで入っていくくらいの大きさがベスト。
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これでM4ワッシャー0.8mm分かさ上げできます。


「ちょ、たった0.8mmてw」

いやーでもこれがやってみると違います。

ブラインドテストやればおいらは当てられるレベルだと思いますよ。


もっと上げたければ2枚作れば。

でも二枚入れるとちょっと美しくないのでおいらはお勧めしませんがね。

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シャフトぴったり。見た目にも違和感無し。


ワイン持ちの人もまったく問題ないでしょう。

プラワッシャーなので多少の弾力があるのかレバーボールもしっかり締まります。

金属ワッシャーは加工に手間がかかりますし、

お手軽なプラワッシャーをお勧めします。

ワッシャーサイズを大きくすれば加工無しで入れることができ、厚みも少し増やせますが、

そうすると外形も大きくなるのでシャフトからはみ出してかっこわるいし、

ワイン持ちの人はちょっと問題ありでしょうね。


おいらのようにLS-58-01などのレバーで、

カラードの場合はボールだけクリアなどに変更すると

非常に見た目のよろしくないものになってしまうので

こだわりの方はこの方法をお勧めします。

天板保護のプラ版などいれてレバーが少し短くなってしまった人はぜひ

やってみてください。
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ワッシャー入れてますが見た目も悪くないですね。

これだけでも明らかに長さの違いは感じられます。

どうしてももう少し伸ばしたいって人は

クリアレバーボール+プラワッシャーの合わせ技で

2mmものハイマウント化が可能です。


2mmも上げるとまったくプレイ感覚が変わってしまうと思いますがね。
これで自作ボディの人でなく、ラップなどの既製品でも

LS-32などの短め(?)のレバーにされた方でも微妙な調整が可能になりますね^^