HORI コンパクトジョイスティックをメンテ | t-speedブログ

HORI コンパクトジョイスティックをメンテ

タイトルどおり、


「HORI コンパクトジョイスティック」

のメンテをやります。
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底板をビスはずして外すとこんなん↑なってます。

コンパクトジョイスティックの内部写真はあまりみかけないので新鮮です。


おいらは昔、スティックのいろはを知らないころ

これのメンテにシリコンスプレーを吹きかけてしまったことがあり

そのまま使用していましたが(あまりよろしくない)、

今となってはセイミツ純正の信越シリコングリスG501もあることですし、

このたびメンテナンスに踏み切ったわけです。


レバーを外してシャフト構造を見てみると

だいたいセイミツのものと似たような感じでしたが、

Eリングがこちらは外しにくい印象をうけたので

グリスアップ部分の軸受け周りにアクセスするために

ガイドやスイッチを外しました。


シャフト自体はバラさずに

裏表から軸受けにグリスを塗布しました。

上側は軸受けの隙間から信越G501を押し込んで終了としました。


そしてレバーを組み立てて、

メインガイドの■の部分にもグリス。


この状態で、

以前から気になっていた

セイミツ工業のレバーを換装できないかなというのをみてみましたが、

おいらの手持ちの55や56といったレバーではシャフトが長すぎるという結果に。


「それならLS-32、40はどうなん」

って思いますが、

実物が手元にないのであくまで推量に過ぎないんですが

おそらく架台とスイッチ(つまり土台の部分)が大きいため

ボタンやボディに干渉すると思います。

*LS-55、56はショートボディ。


可能性があるとすれば

LS-33しかないと思います。

こちらはショートシャフト&ショートボディで上の条件をクリアします。

鉄板ベースを取り除いた状態で直接架台をプラ天板にマウントする形になると思います。


ですが、

LS-33とはいえ

マウントされる深さは55などとほとんど変わらないため

コンパクトジョイスティックの薄いボディには収まらないでしょう。

かさ上げして不恰好&不安定なものになるのも楽しくないですし・・・


ボタンのほうもコンパクトジョイスティックは

枠のないコントローラーのようなつくりのもので、

こちらのサイズ的にセイミツ24Φボタン(スタートボタン用)でいけるかもと思いましたが、

ボタン枠がマウントされるスペースが天板面になさそうという結果に。

隣接されるボタンの隙間が狭すぎる模様。

ボタンも奥行きがそこそこありますから、

その上、基版をマウントしなければならないためこちらも無理っぽいかなと。


結局、アーケード部品への換装はどれもできないということになりました。


そもそもアーケード部品への換装が出来て

操作が良好になったとして、

それでもコンパクトジョイスティックのレバー&ボタン配置、

ボディの大きさなどたくさんの欠点が浮かびあがってきます。


いくらいい部品が搭載できても

配置される位置やパーツがアーケードと同じでない理想的なものではないっていうのは・・・


これはどこまでいってもコンパクトジョイスティックであることは変わらないわけで、

どうせなら、おいらが作ったLS-56搭載、14GNボタンブラスト配置「真・2」のほうを

選ぶんだろうなと。


「不完全なものなど、いくつあっても何の役にもたたない」

おいらの信念はこうありますからね。


ベストなものが一つあれば2位3位のものなど出番はない

そういう考えの持ち主がここにいます。


既製品のアーケードスティックで言うなら

VLX(セイミツ換装)があれば

RAPだのファイティングスティックだのそんなものに用はないといったことですかね。


おいらは「真」と「真・2」と2つのアケステを自作しましたが、

どちらも甲乙付けがたい作品なので

どちらもベストである以上、上のような考えはでないのですが・・・


話はそれましたが、

コンパクトジョイスティックのメンテも終わったことですし、

セイミツ工業のレバーボールに変えてみることにしました。

これについてるHORIのレバーボールは少し小さいものなので。

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この状態でプレイしてみたところ

慣性モーメントが大きくなってしまったのか(慣性~の解釈間違ってるかも)
ボールが大きく重くなったのでクイックに動かし辛い感じに。


もしシャフトが10センチもあったら昇竜拳なんて出せたもんじゃないのと同じことが

起こったのでしょうか。

まあ、上は極端な例ですが明らかに鈍い操作になったぽいです。

レバーは軽く感じます。


それと、

コンパクトジョイスティックのボディは左手を置く部分が無いため

左手はテーブルの上でボディを覆うような形のプレイスタイルになります。
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ボールが少し大きくなったことで、

ボール頂点に指がかかりにくくなり、操作しづらくなりました。

やはり、この辺考えられたボールサイズ&シャフトサイズなんですね。

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こちらは「真」の画像ですが、ボディの上に手が置ける分

このようにシャフト長はコンパクトより長くて、ボールも大きくてもいいわけです。


なんでも好きなメーカーの部品に交換すればよくなるってもんじゃないといういい例です。

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小型なら小型なりのバランスというものがあるって話です。


やっぱり人間同士もそうで、

すべてにいおいて言えることですが

もっとも大切なことは


「バランス」という相対性

これだということですかねー^^