F1第6戦マイアミGP。最終イベントは57周の決勝。
予選18番手のリカルドが前戦中国GPのペナルティで最後尾スタートに。
スタートタイヤはMが主流で、ハミルトン、アロンソ、マグヌッセン、リカルドの4人がH、ボッタスがSを選択します。

スタートはルクレールが悪かったものの、T1でペレスが突っ込み過ぎたあおりをサインツが受けることに。
その結果、フェルスタッペンを先頭にルクレール、ピアストリ、サインツ、ペレス、ノリス、ヒュルケンベルグ、ハミルトン、角田、ラッセルの順で始まりますが、4周目にはピアストリがルクレールを、5周目にはラッセルが角田をオーバーテイクしました。

10周目あたりからタイヤ交換が始まり、上位でタイヤの消耗が早かったのはペレスだったでしょうか。
またフェルスタッペンがシケインのポールを破壊する場面もありました。

そして大半のドライバーがタイヤ交換を済ませた後、大きな転換となった29周目。T1からT3にかけてマグヌッセンとサージェントが争い接触。サージェントがスピンしてストップし、SC導入となります。
このタイミングでタイヤ交換を行ったのが角田、周、リカルドそしてノリス。ペレス、ヒュルケンベルグ、ストロールも2回目のタイヤ交換を行い、ノリスを先頭にフェルスタッペン、ルクレール、ピアストリ、サインツ、ペレス、角田、ハミルトン、ラッセル、オコン、アロンソの順で33周目からの後半戦がスタートすることとなりました。

角田は34周目にハミルトンのオーバーテイクを許しますが、ラッセルのDRS圏内から逃れると、徐々に離す展開。
また40周目にピアストリと抜きに行ったサインツの接触があり、ピアストリはフロントウィング交換を行うことに。
そして優勝争いはこれまでのレースと異なり、2番手のフェルスタッペンが徐々にノリスに離されていく展開。

その結果、ノリスが16回目の表彰台でF1初優勝。マクラーレンの優勝も21年モンツァのリカルド以来。
7秒以上離れてフェルスタッペンが2位となり、3位表彰台はルクレール。
サインツ、ペレス、ハミルトンと続き、角田が7位。以下ラッセル、アロンソ、そしてオコンが10位で1ポイント獲得となりました。

[写真は、L.ノリス (https://www.mclaren.com/ より)]