4月にはPorsche Taycanに乗る機会がありました。
今回も簡単なインプレを書いておきましょう。

乗ることができたのは、Porsche Taycan 4SのCross Turismo。
420kW/571PSのモデルでした。

Taycanに対する乗る前のイメージは、2年前に見た富士スピードウェイを2分程度で走るスーパースポーツ。
しかし実際に乗ってみると、turbo Sではないためか、事前のイメージとは全くの別物で、貴重な体験ができました。
まずはNormalモード。40km/h以下でひび割れのある路面を走ると、予想外にゴツゴツしない乗り心地。低音のロードノイズが紛らわしいが、ショックは小さく抑えられていました。

もう少し荒れた路面に行くと、更に乗り心地のレベルが上がる感覚。ボディーがフラットでありながらカタさを感じさせない乗り心地は、かなりレベルが高い印象を受けました。

ステア応答はこれまで乗ったPorscheと異なる印象で、操舵速度が上がると車両の反応が遅れる感じ。また無理にロールを小さくしているようにも感じられました。
それでもSportやSport Plusモードにすると無理にフラットを保とうとせず、車両の応答遅れはマシになる感じでしたが...

もう1つ違和感を感じたのがNormalモードの時のアクセルオフ。
EVなのでエンブレとは言わないでしょうが、エンブレがなくしっかりブレーキを踏まないと止まらない感覚。
個人的にはアクセルオフでSportモードぐらい回生ブレーキを利かせてくれた方が運転しやすく感じられます。

最後に加速性能ですが、Tesla Model3ほどには感じませんでしたが、なかなか強烈。
ただし高速域での加速は何かリミッターが掛かっているかのように感じられました。
Normalモードだったため、SportやSport Plusモードだったら、また違ったでしょうか。

[写真は、Porsche Taycan (https://www.porsche.com/ より)]