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少年院にいた子どものビデオを観ました。


恐喝・窃盗を犯してしまい、少年院に入った少年の悲鳴が聞えてくるようです。


彼の両親は高学歴で暮らしぶりもよく、はためにはいい家族です。


ところが、彼は自分の家族のことを「仮面家族」と言います。
本音を言い合わない、情愛の薄い家庭だったようです。


小さい頃から、習い事をたくさんさせられたのですが、彼は本当はやりたくなかったのです。


やりたくないけれど、反論すると母親は怒り、理屈を並べ、けっきょく彼は言いなりになってしまった。


彼には、拒否する自由がなかったのです。
彼の要望はいつも無視され、母親の思いどうりになってしまいました。


「母の言うことはいつも正しかった」と言います。


理屈で攻め、正論でやり込められては、反抗のしようがないのです。


母親からいつもこのような形でコントロールされていた彼は、敗北感でいっぱい。


「非行」という行動は、彼の悲鳴だったのではないでしょうか?


母親にコントロールされていたから、友だちをコントロールしようとした。

友だちにおごり、おごるためにお金を盗み、恐喝をする。


お金をかけてもらい、大切にされているように見える彼でしたが、でもそれは、親の自己願望の押し付けでした。


親って「よかれ」と思って子どもに強要すること、ありますか?


時として、子どものためを思ってしていることが、実は自分のためだったりすることがあります。


ほんとうに子どものためを思ってしているのか、

あるいは親自身の希望や願望からしているのか。



そこのところを、自問自答することが大事なのだと思います。


子どもは、親の本音を見抜きます。