先週の土日、6月5日と6日、緑区有松の旧東海道沿いで、有松絞り祭りがありました。
有松は、旧東海道沿いに江戸時代の景観が残されている数少ない地区。
ここに、江戸時代初期に入植した竹田庄九郎らによって絞り染めが創業され、一大生産地となりました。
有松は正式な宿場町ではなく、隣接する鳴海宿でも生産販売されたため、全国的には有松・鳴海絞りの名で知られます。
昭和の終わりごろ始まった有松絞り祭りは、始まってもう随分経つんですね。今年で26回目と言うことです。
随分、観光客も増えました。
最近、住所変更で随分変わってしまいましたが、本来の有松町は、北部の有松と南部の桶狭間の2つにわかれています。
しかし、わたしが、小・中学校当時、小学校は、有松小学校と桶狭間小学校の2校あり、中学校は有松中学校だけでしたので、有松中学校に通っておりましたから、有松地区は地元の範囲に入るわけです。
名鉄の駅も有松駅を利用します。
名古屋市南部では、名鉄名古屋本線が、ほぼ旧東海道に沿って走っていますが、有松地区には特に、江戸時代以来の景観が残っているんですね。
貴重な景観であり保存が必要であるとは小・中学校当時から考えられていましたが、このような観光地になりテレビに映ったりすることがあると考えていた人は少ないでしょう。
つまり、地元がこんなに有名になるはずがないと思っていたのです。
京都などの観光地に比べると、多分、貧弱なので観光客が来ないのだろうと、多くの人が思っていたのですが、そうではなくて、どうやら宣伝の問題だったようですね。
あと、名古屋人は地元のものを余り自慢せず、極度に矮小化して考える傾向が強すぎるように思います。
銀行の駐車場の看板もつい最近まで、景観に合わせてこんな感じに掲げていました。
しかし、有松出張所の店舗が鳴海支店内に移転し、ATMが駅の構内に移ったため、撤去されてしまいました。