小唄備忘録―その25「梅一輪」(1分55秒) | 江戸小唄と三味線のブログ

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梅に因んだ小唄は数多くありますが、ようやく春めいてきた時節に合った曲として「梅一輪」があります。

 

服部嵐雪の「梅一輪一輪ほどのあたたかさ」と、芭蕉の「春もやや景色整う月と梅」を初めと中に置いて、逢いたい気分にもなりましたよ、という心持ちを唄った唄です。

 

本調子で歌詞は、以下の通り。

梅一輪 一輪づつに鶯の 歌い初め候 春の景色も整うままに 実は逢いたくなったのさ (平山蘆江作詞 春日とよ作曲 昭和六年作)

 

駘蕩として品のある雰囲気から「実は~」でくだけて、逢いたい気持ちを、いかに品を保ち凭れずに唄い終えるかが、肝要です。

 

◎試聴=

 

 

 
 


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