斜陽
打ちのめされた昨日の夜のこと
でもわずかな光を心から離さないでいよう
信じて目覚めた 少し重だるい朝
心とは裏腹に 現実が重く僕を突き刺す
無我夢中で走り続けてきた
いや、今も変わらず止まることがない
大丈夫、大丈夫
何度も、何度も繰り返し自分に言葉を届けるが
心まで届かない光 暗闇が支配しはじめた
先の見えない不安が 波の様におし寄せる
走ることができない暗闇の中で
前が見えず 派手に転んだ
僕はようやく 立ち止まった
何度もいいきかす
大丈夫、きっと大丈夫 信じられることを疑わず
歩いてみる ひたすら 歩いたその先に
わずかな光を感じ 全速力で光へ近づいた
あたたかなオレンジ色の光が
優しく あたたかく 僕を包む
どこか懐かしい光
忘れかけていたものが くっきりと心に映る
うちのめされても ずっとずっと近くにいてくれる
僕が遠ざけなければ ずっと味方でいてくれる
光が届かない暗闇でも この先もずっとずっと
peace