北島 達也です。
いつもありがとうございます。
【THE WORKOUT】公式メルマガQ&Aコーナーの回答をアップいたします。
Q.北島先生はじめまして。
いつも動画、メルマガと観させていただいて最近は本も購入させていただきました。
足の鍛え方についてなのですが、僕はサッカー選手のクリスティアーノロナウドのような大腿四頭筋に憧れています。
普段はそんなに太くないのに力を入れたときに爆発的に膨らむ足です。
しかし、現在の僕の大腿四頭筋はボディビルの選手のようにワークアウトをすればするほど太くなっていきます。
ワークアウトメニューはバーベルスクワット、パンプアップにレッグプレス、レッグカールです。
太いと服が限られてしまいますし、かといって力のない足も嫌なのですがどのようにしたら、スタイルと筋力を維持出来るのでしょうか?
是非とも北島先生の意見を聞かせてください。
A. 大原則として筋肉の断面積とパワーは比例します。
これは物理的な事実であり、大きなエンジンはパワーや大きなモーターはパワーがあるのと同じことで変えようのない事実です。
ですから、筋肉だけで考えれば細いのにパワーがある筋肉などこの世には存在しないのです。
では、細くても太い筋肉よりも細い筋肉の方がパワーが外部に影響を与える場合の理由を考えてみましょう。
同じ太さでも、筋肉の付着点がテコの原理で有利な位置に付着している人の場合は当然、力が出やすくなります。
また、速筋線維が多い体質の人も遅筋線維が多い人よりもはるかに力は強くなります。
しかし、この二つは生まれつき遺伝的なものでどうしようもありません。
また、この二つの素質があっても太ければ太いほどパワーが出るので必要であれば太くするのが当たり前となりますのでロナウド選手の脚が細く見える理由にはなりません。
ではもう一つの理由、素人が思っているとは違う筋肉がサッカーでは使われているためこれが1番の理由として考えられるところです。
もう一つはサッカーの特性として、長時間動き回るため持久性も必要で瞬発性と持久性のバランス的にロナウド選手に筋肉の太さがちょうど良いというのがもう一つの理由としては当てはまるでしょう。
そして他にも、神経が発達しているので瞬時に多くの筋繊維が稼働出来るという3つの理由が重なることでロナウド選手の大腿四頭筋がそれほど太く見えないということになります。
神経の発達はサッカーの練習により洗練されるでしょう。
では、問題はどの筋肉を使っているかです。
前に蹴るのでイメージとして膝上などの筋肉が発達していると思うのでしょうが膝上の筋肉はかなり膝を折り曲げた状態から蹴り出さない限りあまり使いません。
サツカーのフォームを見る限り、大腿四頭筋の半分より上が主に使われるでしょう。
そして、脚を付け根から前方に蹴りだすので大腰筋、腸腰筋も稼働します。
そしてここが1番見落としがちでしょう。
それは背面の筋肉です。
サッカーではその場から1歩も動かずに強いシュートを放つような事はあまりなく、助走をつけて蹴ることで強いパワーを放出するのでダッシュと同じように中臀筋や大腿二頭筋がかなり関与するということです。
そして、体重が重すぎると持久性が奪われますし、瞬時の移動スピードにも影響するので必用最低限の筋肉量で使う筋肉をバランス良く大きくした結果、彼の脚があのサイズなのでしょう。
ですからロナウド選手のような脚になりたければスクワットはナロースタンスの浅めで極端な前重心により大腿四頭筋の付け根を鍛えてレックレイスなどで大腰筋、腸腰筋をスタッフレッグデットリフトで中臀筋、大腿二頭筋を鍛えると良いでしょう。
また、パンプアップの種目は遅筋線維を発達させる可能性があるので不必要となります。
ハリウッド式 THE WORKOUT - 分単位で自分史上最高の身体をつくる 脳と身体のコネクトメソッド - | 出せる! 魅せる! 二の腕ワークアウト (講談社の実用BOOK) | 北島式筋トレ塾 最短・最速で究極の身体をつくる (講談社の実用BOOK) |
本日の回答が参考になったという方は「いいね!」をお願いします!
メルマガ登録するとすべてのQ&A
を日刊で欠かさず読めます。
また、バックナンバーもすべて読めます。
メルマガ登録直後に、ワークアウトの基本を
解説する特典ビデオをプレゼント中なのでメ
ルマガ登録いただくことをオススメします。
⇒ メルマガ登録はこちらから
THE WORKOUTでは、
「logical is very important」
を合言葉に論理的に正しく"結果"の出る
ワークアウト理論を発信しています。
ワークアウトは結果を出さなければ意味がない。
そう、確実にカラダが変わらなければ意味がありません。
そのために必要なものとは机上の空論では
なく実践と研鑽を伴った論理です。
世界のトップボディービルダーがもっとも重要視
していることでありわたしがもっとも伝えたい事
です。
明確な根拠、理論のある論理的なプロセスを前提とした
正しいワークアウト文化を日本に浸透させることがわた
したちの目指すところです。