その前にひとつ、覚えておいていただきたい
キーワードだけお伝えしておきます。

それは・・・

10秒追い込めばスプリンターの太い筋肉

2時間走ればマラソン選手の細い筋肉

というキーワードです。

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Q:北島さん、はじめまして。
私は北島さんの教えを全て何度も
勉強させてもらっております。

20年程筋トレはキャリアがあり、
ここ2年程は色々ありまして全く
やっておりませんでした・・・

約5ヶ月前から再びトレーニングをスタートさせ、
あっと言う間にある程度筋肉を付けました。

これも北島さんのサポートあってだと嬉しく思います

上級者になったらベンチプレスは
辞めというのが非常に強烈なインパクトでした

先日から北島さんのメニューにトライしております。

質問をしたいのですが、やはり全ての種目において
やっと振れる重量を限界までやる
スタイルが良いのでしょうか?

それともダンベル種目はフォーム重視でしょうか?

ついつい筋肉痛が残る位追い込んでしまうのですが、
時間は北島さんの教えに気を付け短めに意識付けてま
すがどうしても胸の日は1時間以上かかりますが仕方
ないですよね?

この様に重量設定してやるともっと短く
出来るなど工夫がありましたら教えて下さいませ

セットにはこだわらない様にしています。

追い込み時は10~15レップ
出来る重量で一気に爆発する様にしてます。

私のサイズは176cmの82キロ、
腹筋は割れてます。

ウエストには多少脂肪がありますが、
食制限をしたくないのでこれで良しとしてます。

これで大体わかりますでしょうか、40歳です。

ヘアーサロンを経営してます。

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A:すべての種目に例外なく限界を超えなければ、
身体が変わる必要がないので筋肉は
大きくなろうとしません。

必要ない筋肉は生きるのに邪魔なので、
大きい筋肉が必要な疑似環境を再現することが
大前提となります。

つまり限界を超えないトレーニングをしても
今の筋肉で充分だと脳が判断するので
発達はしないという事です。

また限界を超えるトレーニングはフォームを崩すと
言う考えが根本的に間違っています。

フォームとは筋肉を使いやすい動きに導くだけであって
正しいと言われるフォームでトレーニングを行う事で、
ターゲットとなる筋肉を使う事ができます。

ターゲットとなる筋肉の使い方が意識できたら、
ただその筋肉を収縮させて伸ばす事だけを意識す
れば身体は勝手に正しいフォームでウエイトを持
ち上げる事ができます。

そして限界を超えるまで追い込む時も、
当然フォームなどみじんも意識ぜずに
だだひたすらターゲットとなる筋肉を
早く完全収縮する事だけに意識を集中させます。

そうすれば結果としてフォームも正しく
完全に筋肉を追い込む事ができるのです。

ただしこの時に体重バランスだけは
しっかりとキープしなければいけません。

また胸のトレーニングを1時間以上やるのは
完全にオバーワークか全く追い込めていない状態です。

背中ならある程度多角度になるので
時間がかかる場合もあります。

(それでも1時間はかかりません)

胸の様な単純な構造の筋肉はすぐ
にオールアウトします。

実際にアメリカで世界トップクラスのボディービルダーの
トレーニングを何人も何年も見てきましたが
まず1時間胸のトレーニングをする人はいませんでした。

短い人は当時プロの世界4位で130kgも体重
がありましたが必ず15分以内に胸のトレーニ
ングを終わらせていました。

長い人でも45分が世界トップの
ボディービルダー達のトレーニングの現実です。

例外的にコンテスト直前にジャイアントセットで
2時間なんて選手もいました。

しかしそれはカーボローディングのような
原理のトレーニングで数週間でグリコーゲンを
筋肉中に詰め込むためのトレーニングで
筋量アップの時期には行いません。

『10秒追い込めばスプリンターの太い筋肉
2時間走ればマラソン選手の細い筋肉』

と言う事を忘れないでください。

本当に正しいトレーニングには
いかなる矛盾もありません。

胸だけは2時間やっても筋肉が大きくなると
言うのは完全な矛盾になります。

あるゆる矛盾を取り除いた後に残るのが
本当の真実なのです。

それがどんなに昔からの常識と言われる
方法と違っていても真実なのだと
受け入れる事は必要なのです。

以上になります。

これからもあなたからの質問を
真剣に毎日回答させて頂きます。



引用元:アメリカ トップボディビルダーのトレーニング時間





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