シャーロック・ホームズ好きにはぜひ読んでほしい作品です✨
みなさんこんにちは!🕵♀
先日、面白い本ないかなと書店をうろうろしていたところ、森見登美彦さんの新作の本
"シャーロック・ホームズの凱旋”という本を見かけ、驚きました。
驚いた理由は2つ
1つはシンプルに京都大学の学生が主軸の小説ばかり書いてた森見さんが、シャーロック・ホームズを書いた!?という驚きと
もうひとつは、舞台がオリジナルのシャーロック・ホームズが駆け巡った「ヴィクトリア朝ロンドン」ではなく「ヴィクトリア朝京都」であること。
いや、結局京都かい!!笑
それでこそ森見先生、最高の興味付けのパンチを顔面にもらったので、久しぶりに小説を買ってみることにしました♪
本日は、買って良かったことをいくつか書いていこうかと思います♪
(ネタバレは控えますのでご安心ください♪)
◆舞台はヴィクトリア朝京都
思わず「なんだそれ!?」というツッコミを本に向かってしたくなるようなネーミングですが、作中はそれが当然のように舞台として整っていて、京都の街並に「ヴィクトリア朝ロンドン」がうまく融合しています😂
例えば、ベイカー街は寺町通になり、テムズ川は鴨川にうまくすり替わっています笑
後に説明しますが、今まで読んできたシャーロック・ホームズとはひと味もふた味も異なる展開が楽しめます✨
◆スランプのホームズ?
自室にいながら、依頼人の話を聞いただけで謎を解いてしまうハイパーつよつよ名探偵こそ我々のよく知るシャーロック・ホームズ像かとおもいますが、今作では少し異なります。
森見先生の描くホームズはほぼ最初からスランプ状態であり、全くいいところを見せられません。その酷さは、助手のワトソンやスコットランドヤード(本作では京都府警)のレストレードなども呆れるほどです😂
スランプを理由にふてくされたりする様は、どこにでもいるただの青年のようで、"四畳半神話大系”や"夜は短し歩けよ乙女”の主人公のような、情けないけど共感できる一面をこれでもかというほど見せつけてきます笑
森見先生の作品にかっこよすぎる主人公は似合わないですね(褒め言葉)
◆衝撃の展開
途中読んでて、頭と手が止まったところがあります笑
ネタバレになるので詳しくは控えますが、「ヴィクトリア朝京都」の設定がここで生きてくるのか!?と感激しました笑笑
自分の作風をしっかりと出しつつ、世界的名作である"シャーロック・ホームズ”へのリスペクトを忘れない姿勢には本当に感服しっぱなしです✨
出会えて、手にとって本当に良かった作品だと感じました!
◆最後に
以上、「シャーロック・ホームズの凱旋」についてでした♪
登場人物全員、どこかお茶目だけど、ストーリーにメリハリがありどこに行き着くのかとソワソワしながらも、喜びと驚きを与えてくれる作品となっています!
森見登美彦さんの作品が好きな方、シャーロック・ホームズ作品が好きな方、あるいはどちらに当てはまらずとも、おすすめできる作品なのでぜひ読んでみてください😆
それでは本日もお付き合いいただき
ありがとうございました🕵♀