はあとほれぼれします!! 起業を目指している方は、何回も読んで下さいね。



起業することというのは、0から1を生み出していくことです。

経営することというのは、1を2、3・・・10・・・20としていくことです。

自ずとやること、考え方、行動の仕方、使うスキルや人材が異なります。


起業は極論すれば創造性です。


なにもかも、ビジネス内容も創造するということではありません。
ないものを生み出すという意味での創造性です。


経営は極論すれば作業です。


組織が、ビジネスが、やんごとなく回るために
必要なことを確実に行うといことです。


脳構造でいえば、起業は右脳の新皮質をつかっています。


経営は左脳の辺縁系を使います。

創造ばかりを追い求めるやり方は、単に夢見る人です。

現実的な作業しかできない人は、
柔軟性に乏しく将来を想像することができない人です。


創造性に偏ったビジネスは、実務としての作業を必要とし、
作業中心のビジネスは、展開と対応としての創造性を必要とします。


時と場合によりますが、起業手法も経営手法も、
ビジネスや組織運営には欠かすことができないものなのです。


どちらの路線に力を注ぐかは経営者のタイプによって決まります。


例えば起業に偏っているある経営者は、
インターンに自分のビジネス企画を10のチームに分けてチャレンジさせます。
うち、1つでも当たればそれを既存事業として運営し、収益を生み出します。


経営に偏っている経営者は、
自分の事業を堅実路線に乗せて社内システムの構築などに力を注ぎます。
現在収益を生み出している事業を改善などによって確実性を増し、
収益性を伸ばすよう試みます。


どちらの場合もそれがビジネスである以上、
収益を目指していることは間違いありません。


が、収益だけを目指す起業家、経営者はせいぜい三流以下です。


(商人であればそれで構いません)


事業が生み出すものは収益ではなく、お客です。


お客を生み出す結果として収益がついてくるということです。


お客を生み出さない創造性、お客を生み出さない作業は、
単なる自己満足か勘違いです。


それが事業である以上、
お客をどのように生み出すかというところが組み込まれて、
はじめて事業と呼ぶことができます。


というと、営業体制に力を入れればいいとか、
販売促進のキャッチがどうとかそういう考えがあるかもしれませんが
それは創造性でも作業でもない、目先の利得行為です。


事業ではなければ、起業行為でも経営行為でもありません。


事業としてお客を生み出し、支持され、定着させることを考えるのが、起業家にしても経営者にしても、行うべき共通した要点になります。