雪が降りました

 

関東地方では一年に一回あるかないかの

「警報級の大雪」というやつ

 

テレビでも朝から大騒ぎ

 

まだ降ってもいないうちから

「ここ東京八王子駅前では~」と生中継

 

東京の中でも積雪が多いことで有名な八王子

 

八王子出身のわたしにしてみれば、降っても降らなくても雪予報のたびに決まって中継される様子に

 

「ほら出た!また八王子」といささか冷ややかなまなざし・・・

 

しかし今回ばかりはしっかり降りました

 

 

横殴りの雪に

雷まで鳴るという大荒れの天氣となりました

 

 

 

 

この後まだまだ積もりました

 

 

そんな雪の降りしきるなか

わたしが勤務するクリニックに一人の男の子がやってきました

 

背が高く体は痩せて、さわると骨格がわかるくらいです

 

 

14歳のこの子の主訴(しゅそ:主な自覚的訴え)は「息苦しさ」です

 

 

付き添ってきたおばあちゃんは

孫の息苦しいという訴えにとても心配そうです

 

 

お薬手帳を見ると

昨年10月くらいから「こころのクリニック」に通い

「氣分をあげる薬です」と説明のある薬を飲んでいます

 

 

 

そして息苦しさが強いため、先週は他の内科を受診して

風邪の時に出されるような、のどの腫れや炎症を抑える薬などを出されて飲みました

 

それでも良くならないということで

今度はうちのクリニックに来たわけです

 

 

「『こころのクリニック』から出された薬は何で飲んでいるの?」という先生の質問に

おばあちゃんが「学校に行けていないからです」と答えました

 

 

やっぱりそうか・・・とわたしは思いました

 

 

 

こういう時は、一応肺に異常がないか確かめるためにレントゲンを撮ります

やはり異常はありません

 

 

酸素飽和度も99%

しっかり酸素は取り込めています

 

 

つまり内科的診断としては「異常なし」です

 

 

でも、本人にしてみればとっても息苦しいのです

 

 

おばあちゃんも、「異常なしなんですか?!」と困惑した様子

 

 

 

ここは一般内科のクリニック

先生も「様子を見てください」としか言いません

 

 

待合室に戻った二人の様子を見て、思わずわたしが話をしに行きました

 

 

「肺炎にでもなっているんじゃないか?」と心配していたというおばあちゃんに、そういった所見がないこと

 

体の中に酸素はしっかりと取り込めているので心配はないことをもう一度話しました

 

 

そして、男の子には

息苦しさは病氣だから起こるというわけではなく、色々な理由で起こること

 

よくあるのは体の緊張によるもの

 

お家にいても心の底からリラックスできているわけではない

 

そういう緊張が体に「症状」のような形で色々出ることがあるということ話をしました

 

 

翌日にはこころのクリニックに予約が入っているとのことなので

内科では異常がなかったことを伝えて相談するように言いました

 

 

 

わたしは思わず、彼の背中をさすってしまいました

 

なんて細いんでしょう

 

彼の純粋さと優しさが伝わってきます

 

 

もしも、本当に好きなことだけを夢中でやっていてもいいという環境にいることができるなら…


たぶん、こんなつらい症状もすっかり消えてなくなってしまうことでしょう・・・

 

 

 

大丈夫だからね

 

うちの子どももそういう時期があったんだ

 

大丈夫だからね

 

思わず言ったわたしの言葉に

男の子の表情が少しだけ緩んだのがわかりました

 

 

ほんとうは

もっと話を聞いてあげたい

心が少し軽くなるような言葉をかけてあげたい・・・

 

 

後ろ髪を引かれる思いでその場を離れ、

また別の患者さんの元に向かいました

 

 

あの子はこころのクリニックに行ってどうしたでしょう・・・・

 

薬が増やされていなければいいけれど・・・

 

 

 

 

保険診療でする医療行為には限界があります

 

ひとりの患者さんにかけられる時間はとても短く

 

じっくり患者さんの話を聞いてあげることや

その人に合った最善のアドバイスをすることすら難しいのが現状です

 

 

中には、保険診療の病院でも親身になって患者さんと向き合っているお医者さんもいるとは思います

 

しかし、残念なことに

提供される医療行為が最善とは言えないことがとても多くあります

 

 

つまりは、病院が救ってくれるのではないのです

 

 

 

西洋医学に頼っていいのは、命に係わる緊急性のある手術とか

はっきりとした原因が存在した病氣のときくらいでしょう

 

 

データーなどではっきりとわかるもの以外は

「様子を見ましょう」の一言で診察が終わることがほとんどです

 

介入のしようがないのです

 

医者はそういう症状を「氣のせい」と思っていることも良くあります

 

 

でも実は

「氣のせい」とか「病は氣から」という言葉を

「病氣は氣のせいなんだから氣にしなくていい」という意味に思っていることこそが

現代人多くがしている認識間違い ‼

 

 

昔から「病は氣から」というのは文字通り

ほんとうは病氣の原因は「見えないところにある」ということなのです

 

 

 

 

 

氣とは、空氣・電氣など見えないけれど「そこに確かにあるもの」に対して使う言葉です

 

形はなくてもしっかりとした働きがあります

 

今でいう「エネルギー」と言っているものです

 

スマホも充電がなくなれば動かなくなってしまうように

何かを動かす原動力として氣は絶対に必要なものです

 

 

氣がなくなればすべての物は動けなくなる

 

そんな当たり前のことですが

 

みんな人間は別だと思っています

 

 

病院に行っても

「あ~、あなたは氣が枯れてしまっていますね

氣の補給が必要です」と言ってくれるところはなかなかありません

 

 

医療の中で氣を意識しているのは東洋医学くらいでしょう

 

 

人間がその人らしく生きるには、元氣・活氣

つまり、氣(エネルギー)がなくてはならないのです

 

 

 

 

そして、病氣を考えるうえでもう一つ大事なものがあります

 

 

それは自分のこころ

氣分とか氣持ちという「氣」です

 

 

わたしたちは体に症状が出たとき、「どこか悪いところがあるんじゃないか?」と考えます

 

この時、思考の中にある「どこか」というのは、「肉体」の部分のことを指しています

 

だからまず、一般的な西洋医学の病院に行くわけです

 

 

しかし、わたしたち人間は肉体だけで成り立っているわけではありません

こころもとても重要です
 

 

ところが、こころというのはとても厄介で

自分自身ですら氣が付かないようになっているところが多くあります

 

 

わたしたちのこころの中には、無意識(潜在意識)と顕在意識があって

 

この、わたしたちが自分でも氣がつかない部分=無意識(潜在意識)は

意識の中の95%を占めるともいわれています

 

 

 

自分自身でわかっている意識は「氷山の一角」と例えられるように

ふつうはみんな自分のことはわからないまま生きているようなもの

 

 

しかし、この無意識(潜在意識)は

自分の命を守るために、ここぞ!というときには大きな声でSOS!!のサインを出します

 

これ以上このまま行ったら!!ヤバいよ!!という緊急事態

 

 

 

もう、そうなったらいつもはひっそり「無」だとか「潜在」意識なんて陰の存在みたいに見向きもされないこころの部分だったとしても、自分の体を使ってSOSを出すしかありません

 

 

それが、「症状」です

 

症状は、肉体などの病氣があるから出るのではなく

こころの声を代弁するために出ることがあるのです

 

 

 

まずは、自分の本当の氣持ちには自分でも氣がつかない

本当の氣持ち、本心のようなものがあるということを知る必要があります

 

 

幼い子どものうちは、みんな本心しかありません

こころに正直に生きています

 

けれども、自分の好きなことばっかりしていちゃ叱られるという経験を積み重ねるうちに

本心なんてものは無いも同然

 

 

むしろ、社会生活を「賢く乗り切る」ためには、自分をなくして

周りに合わせていく方が都合がいいので、すっかり顔を出さなくなっていきます

 

 

こうした、こころにフタをしてSOSも無視して社会生活を無理して送った結果

 

一時期流行語の様に騒がれた「燃え尽き症候群」といったような状態が起こるのです

 

こころも体もボロボロな状態です

 

 

 

今の子どもたちは、自分の氣持ちに正直で

こころの声が体に直結しています

 

だから、親の世代のように体がボロボロになるよりずっと早いうちに症状が出ます

 

 

 

うちの娘も

一番最初に起立性調節障害の症状が出て、カウンセリングなどの心理的なサポートを受けることを医師から勧められたとき

 

「わたしはそんなんじゃない!だから受けない!」ときっぱりとわたしに言いました

 

親のわたしから見ても、こころに原因があるとは全く思いませんでした

 

 

しかし、本当は本人も氣付いていないだけで

「もう無理~!!!」というサインがその前から出ていたのです

 

 

 

 

 

こころと体のつながりを理解するようになってみると

 

いかに潜在意識(無意識)の部分が自分たちにとって大きな存在かということがわります

 

 

 

長年医療に携わりながらも、全くわからなかったことが

娘を理解することでだんだんとわかってきました

 

 

 

こころと体のつながり

 

そして、人間も活動の原動力として「氣(エネルギー)が必要であるということ

 

 

しかし、これらの仕組みを理解すれば

からだに症状が出やすく、日常生活を送ることすら大変な子も変われる!!!

 

 

そんな確信から、わたしは仲間とともにあわーすとして活動しています

 

 

そして、娘もまた

自分のこころと体のつながりを理解し、社会生活を送っています

 

 

時には、体の症状が先に出て

後から自分のこころに意識を向けてその原因を理解することも多くあります

 

 

こころの声を代弁している体の症状は

ちゃんと自分にわかってもらえることで役目を果たすと、自然に消えていくことがあるのです

 

 

 

今回もまた、その様子を娘がブログに書いたのでご紹介します

 

いろいろと大変なこともあるけれど、昔のように具合が悪くなるところまでいかずに済むようになりました

 

 ↓↓↓

 

 

 

 

息苦しさ

吐き氣

のどのつまり感

動悸

めまいなど・・・

 

そういった症状はこころと関連した症状のことがよくあります

 

 

起立性調節障害が良くならない

はっきりした原因はないけれど学校に行けていない

 

そんな方に向けて

 

こころと体のつながりを知りエネルギーを整えるための方法を

ホロアス講座の中でお伝えしています

 

 

講座を受けなくても、お子さんのことでお悩みがある

お子さんの体調のことで困っているという方は、どうぞわたしたちの公式LINEにメッセージをください

 

 

同じ体験をした親として、わたしたちがお力になることもあると思います

 

思いつめる前に、子育ては一人で抱えてする必要はないんです

 

 

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