大日如来坐像

今日の話題は、“大日如来坐像”のようです。

「社長、大日如来坐像が、上野で一般公開されるそうです」
『なんだそりゃ？今日の話題はそれかよ？』
「そうなんですよ、ここんとこ、ろくなニュースがないんですよ。。。」
『だよなぁ～、暗くなるようなニュースばっかだもんな』
「仕方なく、大日如来様におすがりしようかと。。。」
『う～ん、で、誰が作った仏像なんだよ？』
「運慶作って、言われてます」
『UＫ？』
「なんでアルファベット表記にするんですか？」
『いや、その方がカッコいいだろ』
「違う人になりますよ。。。」

『でもさ、今までなんで公開されてなかったんだろうか？』
「報道によると、ニューヨークのオークションに今年３月に出品されたのを、
真如苑という宗教法人が落札して日本に連れて帰ったそうです」
『へぇ～。。。で、落札価格は？』
「１２億８千万円」
『ギョギョギョっ！』
「さかな君ですか？」
『ベラ高だな』
「運慶作ですからね」
『なんとか１２万８千円にならねぇか？』
「なりません」
『手の指だけでいいからさ』
「怒られますよ。。。」
『やっぱ庶民の俺では、鮭をくわえた熊の像が限界だな・・・』
「どこの家にも１つあった北海道土産ですね」

『で、どこで拝めるんだよ？』
「東京国立博物館で、とりあえず６月１０日から拝めるそうですよ」
『う～ん、拝んでみたい。。。』
「分かるんですか？」
『分んなくていいんだよ。。。でもさ、俺いつも不思議に思うんだけど、
仏像は、なんで座ってるか立ってるかなんだろう？』
「他にどんなポーズがあるんですか？」
『野球してるとことか、走ってるとことか、トリプルアクセル決めてるとことか、、、』
「おかしいでしょ、それ」
『でもさ、大日如来坐像がなんで座ってるのかは、分かる』
「どうしてなんですか？」
『運慶作だろ？』
「そうです」
『めちゃめちゃ古いじゃん』
「ですね」
『きっと、そんなに長い間、、、大日如来さんも立ってられなかったんだよ』
「・・・・・」