こんばんは
川上れいこです
私は子どもを産んだことがないから子育てしたことがないんだけど、愛犬は人のお母さんと同じような気持ちで大事に育ててきた経験はある。
そして、しつけのために手を上げた経験もある。何度もある。
今日は手を上げてしまう側の気持ちの話をするね。
された側の気持ちも分かるから、読むのが辛くなりそうな人はココでストップ!!
もしくは私の自己満超大作記事でも読んで気分転換してね!
私にとって愛犬は家族の一員であると同時に、犬のしつけインストラクターという仕事柄パートナーであり商売道具。一般的な家庭犬としての付き合い方より濃厚な関係だったのね。
だから
犬のしつけの先生が飼ってるんだから良い犬にしなきゃ
大型犬だから人に迷惑をかけないように育てなきゃ
可愛いうちの子がみんなから愛されるようにしなきゃ
って必死でこの子を育てていかなきゃ!!って無我夢中になってたんだよね。
でも夢中になればなる程上手くいかなくて
どんどん気持ちは追い詰められていって
私がちゃんとしなきゃ!
もっとちゃんとしなきゃ!!
私がしっかりこの子を導かなきゃ!!!
ってどんどん余裕がなくなって、あの頃は完全に地獄のデスロード。そして手を上げるようになってしまったの。
何度言っても言うことを聞いてくれない時に大声で怒鳴りつけて頭とか体とか思いっきり叩いてた。しかもゴールデンレトリバーっていう穏やかな犬種だから唸ったりやり返してこないんだよね。
その態度見てたら当時の私はヘラヘラしてバカにしてんのかよ!!ってますます頭にきちゃって自分の怒りをコントロール出来なくなってたな。
「可哀想だよ」「人として最低」「怖い」
そんなこと自分が1番分かってる。
だから人目につかない所で怒ってた。
でも人からどう言われても辞められないの。辞める方法が自分で分からないの。
「次は絶対にやらない」そう決めても頭にきちゃうとまた同じ事しちゃう。
手を上げた後って一瞬はスッキリして気が楽になるんだけど、そのあと何倍もの悲しさと後悔が押し寄せた。ホントはこんな事したくなかったのに。次こそ良い飼い主のなろうって決めたのにっていう虚しさが襲ってきて辛かった。何度も何度も悔しくて泣いた。
そんな飼い主なのに、愛犬は怒られてる時こそ怯えるけど「れいこちゃん大好きだよ!」って言ってるかのような笑顔で接してくれるんだよね。
子どもに手を上げてしまう時って
この子をちゃんとした子どもに育てなきゃっていう「善意」がベースになってて、本気で徹底的にこの子を痛めつけてやろう!って悪意でやってるわけじゃない。(長期的に虐待してる話は別ね。手を上げてしまう初期の頃の話)
当時はそれが正しいと思ってたし、「褒めるしつけ」より「きぜんとした態度でのしつけ」情報が世間に溢れてたし、この想いが報われる日がこの先に必ずくる!と信じて疑わなかったから嫌な役目もかってでてた。
でも状況は全然変わらない。むしろどんどん悪くなる。
この状況を変える一歩を踏み出したいなら
まず自分と向き合う覚悟を決めること。自分を腹立たせる相手を変えるんじゃなく、自分を変える意識を持つこと。
私はあのデスロードから抜け出せた。
今じゃカッとして怒鳴ったり手を上げることはなくなった。
というか選択肢から消えてった。
もう愛犬は亡くなってしまったけどね、晩年の愛犬とはめちゃくちゃ相思相愛になれた。自他共に認める相思相愛。
なんなら愛犬が甘えんぼになりすぎて分離不安になった!笑
だから自分をコントロール出来なくて子ども手を上げてしまって、自分を責めてしまうお母さんに伝えたい。
自分が変わりたいと思えば変われるよ。
肩の力抜いて楽しく子育てしてもいいんだよ。
あなたは大丈夫。きっと上手くいく。
応援しています。


