普段、アレルギー症状の対策はどんなものを利用していますか？
・お医者さんからもらう処方薬
・市販の鼻炎薬や点鼻薬
・鼻うがい
・鼻スチーム などなど．．．
今や、国民病と呼ばれるまで患者数が増えた花粉症
その対策や民間療法がテレビやインターネットでたくさん紹介されています。
その中でも、今回は健康茶として知られている
甜茶についてご紹介したいと思います。
甜茶とは．．．
中国茶のひとつで、
木の葉っぱから作られたお茶の総称になります。
舌に甘いと書いて「甜茶」（てんちゃ）
書いて字のごとく、甘い味のするお茶です。
中国南部では「おめでたいお茶」、「幸せを呼ぶお茶」として
長く親しまれてきたお茶だそうです。
中国の甜茶には4種類あります。
・ユキノシタ科の臘蓮繍球(ろうれんしゅうきゅう)
・アカネ科の牛白藤(ぎゅうはくとう)
・ブナ科の多穂柯(たすいか)
・バラ科の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)
この中で、アレルギーに効果があるとされるのは、
バラ科の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)です。
日本で流通している甜茶のほとんどが
花粉症対策用だと思いますが、
甜茶を買う前に、パッケージの裏にある
成分表示は必ずチェックしましょう！
効能効果
花粉症やハウスダストなどのアレルギー性鼻炎、気管支ぜんそく、じんましん、アトピー性皮膚炎などの
アレルギー諸症状に効果があると言われています。
この他にも、食欲増進、糖尿症、高血圧、せき止め、たん切り、解熱にも効果があるとされています。
花粉症対策の甜茶には、タンニンの一種である
「甜茶ポリフェノール」が含まれています。
この甜茶ポリフェノールが抗アレルギー作用である
ヒスタミンの放出そのものを抑えるとされています。
そして、甜茶ポリフェノールは4種類の甜茶の中でも、
甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)にだけ含まれています。
だから、花粉症・アレルギー対策には
バラ科の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)が入った
甜茶を選びましょう！！
ただし、甜茶によるアレルギー症状に対する効果は
絶対的なものでないことだけ覚えておいてください。
厚生労働省は、甜茶のアレルギー対策を
民間療法と位置づけしています。
効果を感じる人もいれば
効果を感じない人もいる
でも、やってみる価値はあると言ったぐらいです。
効果があるかどうかは、
飲んだ人にしかわかりませんので、
ぜひ試してみてください。
また、甜茶には鼻炎薬や点鼻薬のような副作用はなく、
花粉症だけど妊娠しているまたは授乳している女性には、
おくすりを使わない方法ですので良いかもしれません。
飲み方
花粉飛散時期の2週間～1か月以上前から
飲むことをオススメします。
甜茶の作用は抗ヒスタミン作用のように、
ヒスタミンのはたらきを抑えるものではないので、
症状が出てから飲んでも即効性を感じられないでしょう。
アレルギー症状が出る前に飲むという
準備が大事なのです。
毎日決まった時間に最低3回は飲みましょう。
これは、抗アレルギー作用をもつ
甜茶ポリフェノールの血中濃度を維持するためです。
「継続は力なり！！」
朝・昼・晩飲み続けることが大事です。
1日に飲む量
甜茶を飲んで抗アレルギー作用を期待するには、
甜茶エキスを1日120㎎摂取する必要があるとされています。
甜茶のティーパック1つに
600mlのお水で煮出し、
1回200mlを3回に分けて飲めば、
1日分を摂取することができます。
購入方法
薬局、ドラッグストア、スーパー、ネット通販
今やどこでも手に入ります。
普段ドラッグストアでは、
健康食品のコーナーに常設されていますが、
1月下旬頃から花粉症対策コーナーが作られ
そこにも置いていると思います。
お茶以外にもこんな商品が
お茶以外にも甜茶エキスを使った
さまざまな健康食品があります。
・甜茶エキスの錠剤（サプリメント）
・甜茶エキスドリンク
・甜茶エキスはなのど飴
お茶はちょっと甘くて飲みづらいという方も、
甜茶エキスの摂取方法は
いろいろありますので、試してみてください！！