TKのオイルダンパーの組み方を簡単に紹介。

 

1:

赤丸部分のキャップとダンパーケースの繋ぎ目に段差がある場合は、平らになるように段差を削る。この段差があるとスプリングが引っかかってスムーズに動かない場合がある。

 

ダンパーシャフトがダンパーケースに対して真っ直ぐ動いているか確認する。曲がっている場合はキャップを適当な位置に回して、ダンパーシャフトが真っ直ぐ動くように調整する。

 

2:

ダンパーシャフトを一番下げた状態で気泡が入らないようにオイルをなみなみに入れる。

 

3:

ダンパーシャフトを2/3程上げた状態を維持したまま、ダイヤフラムをはめて溢れたオイルを軽く拭き取り、キャップを閉める。

 

4:

溢れたオイルを拭き取り、スプリング等を付けて完成!

 

今回は800番のシリコンオイルを使用。

こんな感じの動きになります。

 

スプリングが付いていない状態での減衰力は、ダンパーシャフトを押したときと引いたときに同じ強さになります。

 

■まとめ

シリコンオイルはレイアウトや路面状況に応じて200番~1000番を使用しています。路面ギャップが気になる場合は1000番に近い番手を使うと調子が良いです。

 

ダンパー長と取付角度については他のセッティングによってかなり変わってくるため今回は詳細を省きますが、現在のTKナローマシンは標準のMM2用フリクション仕様でダンパー長は38mm。ダンパー長はある程度長い方が運転が楽になります。

 

例えば、800番のオイル固定で、スプリングの固さを変更した場合のマシン挙動変化をおおざっぱに表すと、


・ギャップ走破性
ソフト:良い ~ ハード:悪い


・フロントの初期反応(荷重の掛かり方)
ソフト:マイルド ~ ハード:クイック

・マシンの転がり(コーナー)
ソフト:安定 ~ ハード:軽快

・リヤトラクション(蹴り出し)
ソフト:弱め ~ ハード:強め

 

こんな感じで今のTKナローマシンだと、スプリングがソフトよりだと安定方向、ハードよりだと攻めた感じの動きになります。

 

ピッチングダンパーでのマシン特性のセッティングは、オイル×スプリングの組み合わせ方により、、、沼状態なので程々にw