今日は、

慣らしが完了した10セットのバッテリーをマッチド。

 

マッチド中は暇ですw TKがやってる慣らしとマッチド方法を書いてみます。

 

■慣らし

1:新品バッテリーを単セルで0.9Vまで放電し、セルマスターで1.0Aで600mAまで充電、1週間ほど放置。

 

2:セルマスターで1.0Aのデルタピーク10で充電、途中でバッテリーからプスプス音が聞こえてきて吹き気味になってきたら充電強制終了。

 

3:8分間ほど実走。そのまま1週間ほど放置。

 

4:そのまま放電せずに「2」と「3」をまたやる。バッテリーからのプスプス音が鳴らなくなるまで毎週繰り返す。今回の白バッテリーは実走2回目の時にはプスプス音が全バッテリーで無かったので、これで基本慣らしは完了。1週間ほど放置。

 

5:単セルで0.9Vまで放電し、セルマスターで1.5Aのデルタピーク10で満充電、30分以上放置してからIQ-4Xで1.5Aのデルタピーク20で追い充電。念の為にプスプス音も要チェック。

 

6:実走し、パワーと燃費共に問題が無いことを確認したら、慣らし完了。

 

■マッチド

1:慣らしが完了したバッテリーを単セルで0.9Vまで放電し、バッテリー温度が室温と同じになるまで放置。

 

2:セルマスターで1.5Aのデルタピーク10で満充電。

 

3:約1時間ほど放置してバッテリー温度が室温と同じぐらいになったら、IQ-4Xで1.0Aのデルタピーク10で追い充電。

 

4:追い充電の完了後すぐに放電器でデータを取得。※この辺りの説明は各々で機器が違うので省きます。

 

5:エクセルに放電データを並べて、放電経過時間に対してバッテリー電圧が1.25v、1.23v、1.20vになるポイントでマッチド。

 

■まとめ

こんな感じで慣らしに3~4週間ほどかけてゆっくりとやってます。

 

慣らしのコツは、バッテリーが吹きかけた時に聞こえてくるプスプス音を見逃さず、この音がしたら充電はそこで強制終了すること。

 

マッチドのコツは、各作業手順の再現性を100%にすることと、バッテリーや各機器の端子を綺麗にしておくこと。素手で各接点を絶対に触らない。ちょっとの油の影響でも放電データが安定しなくなる場合があります。

 

マッチド後は実走で問題がないか最終確認してからレースに投入します。ただし、マッチドした後に何度も使ってるとだんだんとバッテリー特性が変化し、もやはマッチドでは無くなるんで、マッチド後の実走は1~2回程にしといてレース投入がTKの理想です。

 

ま、慣らしやマッチドのやり方は色々あると思うので、参考程度にどうぞ!