「MINI-Z CUP 2018 関東大会」で、TKが実践したレースマネジメントについて解説します!

 

まず、今回のコースレイアウトのおさらい。

スピードが速い区間が多めのわりとシンプルな感じ。前車を後方から揺さぶったとしても簡単には前に出ることができないレイアウトだと思いました。

 

このレイアウトに対してTKが考えた重要なこと。

・前車と接触する可能性が高いコーナーはどこか。

・バトルになった場合に仕掛ける区間はどこか。

 

前車と接触する可能性が高いコーナー

1と2は、スピードにのった状態でコーナーに突入し、そこから下側のコーナーへタイトに狙って行きたい箇所なのですが、選手やマシン特性によってラインや曲がるタイミングがかなり異なってくるタイプのコーナーになります。

 

このようなコーナーで前車に近づきすぎた場合、前車と後車のタイミングが少しでもズレると接触する可能性がかなり高く、この箇所では近づきすぎない方が無難と考えました。やまやまさんが楽しくなりすぎてTKに接触したのも1ですw

 

さらに、もし接触して相手や自分が転倒してしまった場合、マーシャルがもっとも入りづらい場所になるため、起こしてもらうまでに時間がかかることが予想できますね。TKも待ってくれたやまやまさんも、6.5秒のタイムロスになりました。

 

3も、わりとスピードにのった状態で突入するコーナーで、さらにお立ち台が右側の選手からは遠いため、接触する可能性が高いと判断できます。

 

バトルになった場合に仕掛ける区間

青枠で囲んだところがバトルになった場合に仕掛けても良さそうな区間で、その他の区間では仕掛けないようにしようと決めました。

 

理由は単純な消去法です。青枠以外の区間で前車と接触して転倒させてしまったり、自分が転倒した場合、マーシャルからの位置も遠く、さらに入りづらい場所になるので、起こしてもらうまでに時間がかかるから。

 

青枠の区間であればマーシャルからの位置も近く、コースの間にマーシャルが通るスペースもあります。

 

この区間なら、もし前車に接触して転倒させたり、自分が転倒しても最小限のタイムロスで済むので大丈夫かなーってw、仕掛けるなら青枠の中だなと!

 

まとめ

TKはいつも上記みたいな感じで、他車と絡みやすいコーナー、マーシャルが入りやすいコース間のスペースがあるかなどを確認し、とにかく他車と接触しないようにすることを重要視しています。

 

他にもレイアウトについては細かいことが色々あるんですが、書ききれないので今回は最も大事なことを解説しました。

 

次回は、ナローツーリングクラスAメインで、TKはどんな状況で何を考えてどうしたのか?他の選手がどんなレースをしてくると予想していたのか?などについてです!