ミニッツカップの醍醐味である、予選時の前後2列の一斉スタート。今回は予選のスタート時のコツを説明します!

 

まず、スタート時のマシン配置がどうなっているかを再確認。下記の画像は時計回りの場合となります。

ウレタン路面に赤いガムテープが貼ってあり、前後の距離は50㎝。赤いガムテープにはマジックでマシンを置く位置が印されています。

 

そして、スタート時にもっとも気を付けることは、自分の実力に適したスタート位置からスタートすることとなります。

 

前列スタートの場合

前列スタートの選手の中で自分が速い方だと思う場合はイン側の3番か4番。普通か遅い方だと思う場合はアウト側の1番か2番がおすすめです。TKは4番に行く事が多いです。

 

やっちゃダメなことが、スタートが遅い人がイン側の3番や4番からスタートすること。スタートで他車よりも出遅れると1コーナーで前方のマシンがイン側によってきたり、後続車と横並びになったりし、行き場を失って接触する確率が高くなってしまいます。

 

そして、もっとも安全にスタートできる位置が1番となり、スタート直後からアウト側に余裕があるため、様子を見たい場合は1番からスタートすると接触リスクはかなり低下するはずです。

 

後列スタートの場合

前後の距離が50㎝しかないため、スタートにめちゃくちゃ自信がある場合は8番からでも前に抜けることができますが、他車よりかなり速いスタートでないと1~2コーナーでマシンが接近した時に接触するリスクが高くなりますのでケースバイケース。

 

TKの場合は8番から勝負をしかける時もたま~にありますが、通常は7番か8番から様子を見ながらって感じが多いです。

 

前列にスタートが速い選手がいる場合は、その選手の後方の位置からスタートすると比較的安全に1~2コーナーを抜けられるので、これもおすすめです。

 

安全に様子見で行きたい場合は、アウト側の5番がおすすめ。1コーナーで多重クラッシュが発生した場合などにスルスルッとトップ付近まで抜けられる場合もよくあります。TKも、実力が近い選手が後列にいる場合や、前列で多重クラッシュが発生しそうな予感がする場合などに5番から様子を見てスタートします。

 

1~2コーナーを通過する場合のコツ

自分と他のマシンを含めてぼんやりと広く見ること。どっちかというと周りのマシンの動きに意識を多めに使います。

 

隣のマシンと接触するかもしれないと感じた場合にスロットルを完全にオフにしてしまわないこと。必ずハーフスロットルでパワーを若干かけた状態にしておかないと、接触時に大きく弾かれて当たり負けしてしまいます。

 

多重クラッシュなどで前方に停車しているマシンがいて避けるのが難しいと判断した場合は、ステアリングを出来る限り真っ直ぐにしてフルスロットル付近まで握って弾き飛ばしながら通過しますw 下手に避けようとしてスロットルを緩めると自分が弾き飛ばされてしまう場合が多々ありますので注意。

 

その他にTKがやっていること(参考程度にw)

まずは、同一ヒートにどんな有力選手がいて、その有力選手と同列スタートなのかなどを確認し、自分のスタート技術などを考慮してスタートの基本イメージを作ります。

 

例えば前列スタートでじんちゃんが同列にいる場合、じんちゃんのアウト側の位置からスタートするようにしてます。奴はTKよりもスタートが速いんでw

 

そして予選2回目は、予選1回目を失敗している選手はリスクを犯してでも前に出ようとするかもしれません。予選1回目で良い成績を出した選手は慎重にスタートするかもしれません。また、選手の特性によってはこれの逆のパターンもあるかもしれません。その辺りをふまえてスタート前にある程度イメージすることをTKはやっています。

 

まとめ

自分と他選手とのスタート技術を考慮して適切な位置からスタートすることが基本です。そして、スタートから1周するまでは無理をしないこと。みんなが無理をして1周目でグシャグシャになっている魔のヒートをたまに見かけますよねw

 

同一ヒートの選手はライバルですが運命共同体でもあります。無理をせずに譲り合いの精神で走行すれば、結果的にそのヒートの全員がタイムUPするはずです!